鯵丸
志木に新しいラーメン屋ができたので、ちょっと食べに行ってきた。
名称:鯵丸
種類:東京
場所:志木
評価:1/BCC
2009.8.27
コメント:鯵丸という店名と店の前に掲げてある能書きから、東京西部系の魚粉ラーメンを想像していたのだけれど、実際に食べてみたらさにあらず、普通の東京ラーメンだった。
麺はやや細めの縮れ麺。明らかに茹で過ぎでコシがない。バイト君ならともかく、開店直後のお店でこの麺ではちょっと厳しい。昨今、日高屋とかでもこのぐらいの麺は食べさせる。スープはまぁまぁ絡むのだが、スープ自体に押しがないので全く印象に残らない。
スープは能書きによると動物と魚のダブルスープとのことだが、魚系の風味はほとんど感じられない。これならわざわざダブルスープにする意味がない。普通に鶏がらベースとんこつブレンドのしょうゆ味東京ラーメンである。確かに食後、口の中に苦味が残るので、魚も使ってはいるのだろう。でも、存在感はほぼない。能書き曰く「鯵のコクと旨みがブレンドされ新しい味わいになっています」とのことだが、全然そんな味ではない。
チャーシューはトッピングすると4枚載ってくるが、肉質はそれほど良いとは言えず、お金の無駄。
ストレートに言ってしまうと勉強不足。その上で店の前にばかでかく能書きを書いてしまっているのがちょっと痛々しい。
魚だしを利かせた東京西部系だと、このあたりにはいしずえとか、はつがいとか、そこそこの店がある。開店直後に断言してしまうのもなんだが、他にもなんだかんだで東上線沿いには優良店が点在しているので、この出来では非常に苦戦するだろう。

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はじめまして。
全く同感です。正直がっかりさせられました。
結局、鯵云々と謳っているのに感じられるのは化調の旨みばっかりで、何のために魚介スープを使っているのか理解に苦しみますねぇ〜。
「凡庸」という形容詞がピッタリのラーメンという気がしました。
> 結局、鯵云々と謳っているのに感じられるのは化調の旨みばっかりで、何のために魚介スープを使っているのか理解に苦しみますねぇ〜。
店の様子を見ていると、独立して始めたラーメン屋を親戚が手伝っている、みたいな感じで、見た目とかもどこかのプロデューサーに頼んだのかなぁ、みたいな、悪くない感じなんですよね。外見は凄く良い。というか良すぎるくらい。それでいて中身が全然ないので、落差が大きすぎる感じです。あれが、街中の中華料理屋で、餃子もチャーハンもレバニラもある、みたいな店なら普通に受け入れられると思うのですが。
> 「凡庸」という形容詞がピッタリのラーメンという気がしました。
そうですねぇ。もうちょっと頑張らないと、すぐに居ぬきでどこかが入ってきちゃいそうです。
>街中の中華料理屋で、餃子もチャーハンもレバニラもある、みたいな店な
>ら普通に受け入れられると思うのですが。
本店はそういう感じの店らしいですね。志木でも同じコンセプトでやってほしかったなぁと思います。よほどラーメンに自信があったのでしょうか?
> 本店はそういう感じの店らしいですね。志木でも同じコンセプトでやってほしかったなぁと思います。よほどラーメンに自信があったのでしょうか?
あぁ、どこかにあるお店の支店なんですか。
あの味だと、かなり厳しいと思うんですけどねぇ。まぁ、わかりませんが。