2009年09月02日

産経新聞って面白いなぁ

産経社会部、総選挙めぐり不適切書き込み 自社ページに

「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」というの「はあー、そうですか」という感じだし、マスコミは与党に対しての監視機関と言うか、ちゃんとやっているのかどうかを正確に報道するのが仕事だと思うから、まぁ良いのかも知れず、正直なんともいえない、というのが直感的な感想。いや、これまでの産経新聞のことを考慮に入れれば、やっぱり「うへー」って感じではあるのだけれど。

一番面白いのは、「不偏不党を社是としており、特定の政党を支持しているわけではありません」という広報部のコメント。個々のジャーナリズムって、現実問題として不偏不党は難しいんじゃないのかなぁ。

goo辞書によると不偏不党とは

いずれの主義や党派にも加わらないこと。偏ることなく、公正・中立な立場をとること。▽「偏」はかたよる意。「不偏」は偏らないこと。公正であること。「不党」は仲間や党派に加わらないこと。


という意味だけれど、主義のないジャーナリズムというのは存在し得ないというか、もし存在するとしたら、それは均一のものが一つあれば十分、もっと言ってしまえばNHKがあれば十分ということになってしまう。もちろんこれは厳密な意味での「必要条件」とか、「十分条件」ではないし、実際にはこれまたほぼ100%不可能なんだけれど。NHKだって政府から圧力をかけられちゃうからね。実際のところ、求められているのは「個々のジャーナリズム」が不偏不党であることではなく、それぞれ主張を持ったジャーナリズムが存在していて、総体としてのジャーナリズムが不偏不党であることなんじゃないかと思うのだが。だって、産経新聞にしても、読売新聞にしても、朝日新聞にしても、実際のところ全然不偏不党じゃないじゃない。

そうした中で「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」という発言は、「まぁ、そう思っているだろうね」という部分もあるし、その野望を実現するツールとして媒体を使うという部分に対しては気味悪さも感じるし、でも、そういう姿勢であることを知っているからこそ対策が簡単であるとも言えるわけで、よく考えてみると「本音をきちんと情報公開してくれてありがとう。産経新聞って、思ったよりも面白い会社ですね」ということだったりする。換言すれば「ガードが甘い」という意味でもあるけれど。

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