2009年09月14日

左利きを堂々と差別するS&B

右利きの人間はこういうちょっとした差別には多分一生気がつかないと思うのだけれど、左利きの人間としては見逃せない。こういう差別を意図的にやってのけるS&Bという会社はお里が知れるというか、「ろくでもねぇ会社だな」と思うので、ちゃんと指摘しておいてあげたい。

問題となる商品は、最近パッケージの仕様が変更になったS&Bのピアット。

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全体にはビニールでパッケージされているので、それをはがす必要がある。

開け口を手前にして、

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右側には穴が開いている。なぜなら、ここに親指か人差し指を突っ込むと、ビニールが破けて開封しやすいからだ。

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ところが、左側にはこの穴がない。

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おかげで、左利きは一度180度ぐるりと回転させて商品を持ち直し、穴を開けて、ビニールを取り除いて、もう一度ぐるりと商品を回転させる必要がある。面倒くせーーーーーー、こんなのもう二度と食べたくないよ。

パッケージの面積は限られていて、でも、なるべく薀蓄を語りたいのはわからないでもない。しかし、意図的に「左利きの奴にはちょっと不便だけれど、日本においては左利きはどうせマイノリティなんだし、そもそも気がつかないんじゃないの?穴は、右側だけで良いよ」とやられると、腹が立つ。米国ならこりゃ裁判じゃないの?知らないけど。

そもそもこのニューパッケージ、前よりも大分不便になった。多分、前の形の時に「加熱後の商品でやけどをした事例があった」とかで変更になったんだと思うんだけれど。おそらくは「安全性」を重視した消費者対応で「利便性」を度外視して形状を変更させたということ。そして、同時に「左利き」も無視した。

嫌な会社だなー、S&Bって。ラ・ベットラの落合務シェフの自信作らしいけれど、ラ・ベットラにも行きたくなくなった。

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