2009年10月02日

サブウェイ123 激突

6a93a8ce.jpg地下鉄の運行司令官と地下鉄のハイジャック犯(ちなみにハイジャックの「ハイ」はhighの意味ではない。なぜか日本では「高い」「ジャック(=乗っ取り?)みたいな意味に誤解しているので、「バスジャック」とか、「電波ジャック」とか、変な言葉ができているし、「地下鉄ならメトロジャックだろ」とか言われそうだけれど、地下鉄だろうがバスだろうが飛行機だろうが、暴力的な手段で乗っ取りを図ればハイジャック)との心理戦(といえるのかどうか)を描いた犯罪映画。

映画の導入部分はなかなか格好良い。あっという間に主要登場人物を映画の中にきっちり配置して、「さぁ、どうぞ」という感じでスタンバイするのが見事。このあたり、邦画は見習うべきところが多いと思う。南極料理人とか、主人公がモノローグで登場人物を紹介していくけれど、何のエピソードもなしに人物紹介されても、合コンじゃあるまいし、頭に入ってこない。

前半は「残りあと1時間」みたいな感じで進むのだが、途中でそれがなくなってしまうのところが昆虫の成長みたい。今まで芋虫だったのに、いきなり蝶になってとびまわるの?今まで葉っぱ食べていたのに、これからは蜜を吸うんですか?えーーー、何、このストローみたいな口!みたいな違和感があるのだけれど、つまり、前半と後半では全く別の映画(笑)。まぁ、そういう構成でも別に悪くないのかも知れないのだけれど、個人的にはかなり違和感があった。最後まで前半ののりでいけばなぁ、と思わないでもない。ただ、「さぁ、ゲームの始まりです!ストップウォッチ、スタート!」という時点で時計の針が60分しかなくて、映画より短いので、観る方も最初で気づくべきなのかも知れない。

犯人は薬をキメているのかと思うくらいにすぐにぶち切れてしまう。これで元証券マンというのはちょっと無理のある設定のような気もする。

白バイとパトカーが颯爽と飛び出していくカーチェイスは何度も失敗をやらかしてくれて、そのたびに笑ってしまう。おいおい、それはないだろ、みたいな。あれは笑うところで良いんですよね?あと、ネズミに噛まれて間違って犯人を射殺しちゃうオッチョコチョイスナイパーの登場(あのネズミは何かの伏線かと思ったらストレートに大活躍してびっくりした)とか、吹き出すポイントはいくつかあるので、ポップコーンを頬張りながらの鑑賞はお勧めできない。

ガーバーはピストルをもらったけれど、ラストで使ったのは違うものだった。なぜ違うものを使っていたのかは謎。単なるミス?

字幕が言葉を色々と省略してしまっていて、せっかくのユーモアが台無しなのがいただけない。

評価は☆1つ半。

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