2009年10月22日

多くの人が「当たっている」と感じる性格テストほど役に立たない可能性が高い

血液型を筆頭に、人間をタイプ別にクラスタリングすることが日本人は大好きだ。自分がどういう人間なのかなんて自分で分かっていれば十分なのに、それを他者と共有したがる。なので、「僕はB型だから」と枠にはめることができると、それだけで自分を分かってもらえた気がして安心する。

その手の性格診断はたいていの場合役に立たないものが多い。ちょうどそんなものがネットにあったので、どうして役に立たないのか、簡単に書いてみる。見つけたのはこれ。

5秒でわかる世界で最も正確な性格テストは、意外と当たっている

9枚の絵からお気に入りの絵を選んで、そこから推測される自分の性格に関するコメントを読む、という形式。結果を読んで、「あたってるー」とか喜ぶわけだ。で、そのからくり。じゃぁ、逆に診断の方から読んでみて、「僕はどの絵が好きであるべきなんだろう」と考えてみる。それぞれの絵の診断内容を読んでみて、自分に適合すると思われる場所を太字にしてみる。

1.悩みなし・わんぱく・ハッピー
悩みが少なく、わんぱくで常にハッピーでいられる人。自由で束縛されない生活を好む。座右の銘は「人生は1度きり。僅かな時間でも人生をエンジョイをしたい」。好奇心が旺盛で、新しい物事を積極的に受け入れる一方、変化を好むため拘束を嫌う。周りの環境は絶えず変化をしていると感じており、その変化に驚きと喜びを感じるタイプ。

2.自立・前衛的・束縛を嫌う
自立した性格で、あらゆる分野において前衛的。自由を追求し、束縛されるのを嫌う。自分の生活空間を求めるタイプ。芸術関係の仕事や趣味を持つことが多い。自由な発想の持ち主で、時々人を驚かせることをやり出す。生活スタイルもユニークで、流行を追い求めず、自分のスタイルと信念を貫いて生きるタイプである。

3.自己反省・敏感・思想家
自己反省することが多く、また敏感な思想家で、自分や周りの環境に対して、人よりうまく、しかも徹底的にコントロールすることができる性格の持ち主。表面的なものや浅はかなものを嫌う。他人と雑談するより一人でいるのを好むタイプだが、友人と深い関わりを持つこともでき、精神的に落ち着いている。長時間にわたり一人でいることが苦にならない。

4.堅実・頭脳明晰・調和
堅実で落ち着いており、頭脳明晰な人。普段の振る舞いは自然で、シンプルなことを好む。このタイプが兼ね備える堅実さや落ち着きは、人に安心感を与え、周りの人から尊敬される。また、低俗なものや華やかなものに興味がなく、着るものは実用的なものを好む。ファッションや流行に対して興味を示さない。

5.プロフェッショナル・真実・自信
何事にもプロフェッショナルで、事実に基づいた真実を求める。運命より自分の力を信じる自信家でもある。現実的かつ簡単な方法で問題を解決し、日常生活のあるあらゆる物事に対して、現実的な見方を持ち、自由に対応できるタイプ。このタイプの性格の人には、周りも安心して仕事を任せることが多い。意志が強く、目的に達成するまで継続して努力するタイプ。

6.温和・慎重・攻撃的でない
温和な性格で、物事に対しては慎重になるタイプ。簡単に友達を作ることができ、また自分のプライベートの時間と空間を大切にする。時々、グループを離れて一人で静かに思考することを好むが、決して孤独が好きなわけではない。自分自身に満足し、社会ともうまく付き合っていける性格。

7.分析力・リーダー・自信
人々が見逃しがちなことに対して敏感に反応し、新たなことを発見することを好む。身に付いた教養は日常生活においても現れ、自分の持っている格調高い視点があり、ファッションや流行に惑わされない。優雅で心地よい生活を理想としており、自分と接する人々も上品で教養のある人を好む。

8.ロマン・空想・情緒的
感性の強い持ち主。人生には夢がなければならないと考え、ロマン主義を軽視する人や唯物主義の人を受け入れない。如何なることも自分の豊かな感情と情緒を優先する。

9.活発・行動的・外向的
面白いことや多元性のある仕事を好む。千篇一律の仕事や慣例を嫌い、人々の前で自分の得意なことを披露するのが好きなタイプ。試合やコンテストに積極的に参加し、そういう活動に興奮を覚えるタイプである。


かように、太字ばかりである。じゃぁ、自分が該当すべきタイプはどれだったのかって、4以外はほとんどなんでもいけてしまうわけだ。つまり、これはテストの絵にポイントがあるのではなく、書かれているタイプ別の文章にポイントがある。どれを読んでも、ほぼ確実に「あぁ、当たっている」と感じてしまう内容になっているわけだ。僕の場合、4を選んだとき以外は当たっていることになってしまう。そして、4を選ぶ確率はたったの11%である。つまり、89%の確率で「当たっている」と感じてしまうわけだ。意外にあたるのではない。当たるように設計されているだけということである。

こういう性格診断が役に立たないのは、言わずもがなである。

ま、本気で自分の性格を知りたいと思って真剣にこういうテストをやる人はいないと思うけれど(笑)。

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この記事へのコメント
うーむ・・・。
確か、確か。

日本は島国で日本人は単一民族だから。
どこかで、カテゴライズしたいのだと思う。

Melting Pot なアメリカとかは、血液型や性格テスト日本ほどあまり関心がないみたいで、お酒や、会食の席で血液型の話はまずしないものね。

でも性格判断って難しい・・・。

本当の自分の性格だってわからない事あるし。

でも性格美人にはなりたい(でいたい)。
Posted by セリーナ at 2009年10月23日 08:13