2009年12月06日

目に見える既得権保護

「1千円カット」も洗髪設備を、義務化が加速

この手の話で必要なのは、

「洗髪設備の有無が事前にわかること」
「髪の毛が洗えない場合に発生する可能性がある不都合」

の2つが情報として生活者に提供されること。あとは生活者が自己責任で判断すべきことであって、少なくとも条例で規制するような話じゃない。そこまでしてもらわなくちゃ判断できないほど生活者は馬鹿じゃないでしょ。じゃぁ、なんで条例で規制するかって、「洗髪設備を整備しないことによって低価格化を実現している会社」に対する、既得権者からの嫌がらせ。

日本ではこの手の既得権者による嫌がらせがあちこちで行われる。その結果、損をするのは生活者ばかり。そして社会全体はどんどん沈滞していく。なぜ世界の中で日本が負け組になっているのかって、原因はこんなところにある。この事例は一つの小さなものだけれど、こういったものが積み重なって、ダメな日本ができている。

で、ダメな都道府県のリストはこんな感じなわけですね。

ダメな都道府県:広島、熊本、長野、福井、愛知、新潟、福島、石川、埼玉、岐阜、宮城、山形、群馬、大分、北海道、青森、富山、三重、和歌山、兵庫、島根、山口、長崎

一方で評価されるべき都道府県はこちら。

良い都道府県:秋田、岩手、栃木、千葉、静岡、大阪、香川、高知

橋下知事というのは、もしかして良い知事なのかな?良く知らないけど。

洗髪設備があるお店は、「うちのお店は頭を洗えますよ。気持ち良いですよ!」ってアピールすれば良いだけの話なのに、条例作れとか文句言いに行って無駄なエネルギー使って、公務員に条例作らせて、挙句、それがちゃんと機能しているかチェックするわけでしょ?こういうのが典型的な「非生産的な行動」だっちゅーの。

既得権を守ろうとするとどうしても足を引っ張る(もぐらを叩く)ことになる。それは社会を上向きにするものじゃなくて、逆に沈滞させるものだってことぐらい、小学生でもわかりそうなもの。

この記事へのトラックバックURL