2010年01月25日

サロゲート

ca034057.jpg正直、あんまり期待せずに観たので、意外と楽しめた。期待しないと言うのも悪くはない。ただし、B級映画なので、どうしたって暇つぶしの領域は出ない。

人類皆さん、生身で出歩くのにすっかり疲れてしまって、体は自宅に、身代わりで出歩くのはちょっと重たいロボット君達、という設定。ここに到るまでを映画の冒頭約10分、物凄い勢いで説明する。長時間画面を観ていられない人にはうってつけ。しかし、そこにミスリードとかは何もない。AKIRAとかだと、「関東地区に新型爆弾が使用された」っていうスタートで、みんな核爆弾かと思っていたら実は、みたいなことがあったわけだけれど、この映画は素のまま。まぁ、そういう潔さも決して悪くはない。のかも知れない。

そして、そのロボットたちが繰り広げるあれやこれやが、実はこんなことだったんですよ、みたいなストーリー。謎解きのようなものはあるけれど、比較的単純明快。

しかしね、どうにも納得いかないことがある。

以下若干ネタバレなので、要注意。

いや、この映画の中では、ロボット君達をみんながそれぞれ操っているわけだけれど、結果的に実社会がほとんどのロボットと、ごくわずかの生身の人間で構成されている。それで、ロボットは生身より重たいから、社会インフラは全部それをベースに組み立て直されている節がある。これって、物凄い手間だよね。こんなことするくらいなら、最初っからリアル社会にロボットなんて導入しないで、サマーウォーズみたいにバーチャルな世界を作れば良いじゃない。そりゃ、リアル社会はゴーストタウン化しちゃうかも知れないけれど、ずっと手間がかからないし、実現性も高いはず。どうしてそうならないのか、不思議で仕方がない。ちょっと設定が古臭いのかなぁ。うーーーーーん。

ま、SFだから、細かいところはすっ飛ばして、単にアクションを楽しめば良いのかも知れないんだけれど、それはそれで、アバターみたいなお金のかかった映画を観たあとだと「あらら」という感じ。何より、機能停止したロボット君の豹変っぷりというか、マネキンっぷりがあまりにも極端で、ちょっとなんだかなぁ、と思う。

ストーリーB級、特撮B級、その他もろもろB級、ということで、90分、そこそこに楽しむには悪くない映画だと思う。でも、デートに使うって感じでもなく、ストレス解消に使うって感じでもなく、映画の世界観に浸るという感じでもなく、最新技術に触れるという感じでもなく、「暇つぶし」というのがフィットする。

字幕は戸田奈津子さんなので、彼女が嫌いな人は要注意。評価は☆1つ。

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