2010年03月11日

フィッシュストーリー

フィッシュストーリー [DVD]

日本語のリズムが悪くて、ストレートに言ってしまえば日本語が下手ということで、小説を全く評価していない伊坂幸太郎さん原作。ということで、劇場公開時はノーマーク。DVDになったので観てみたんだけれど、予想に反して非常に面白かった。

1975、1982、1999、2009、2012のそれぞれの時代をまたがって複数のストーリーが進んでいく。それぞれがどんどん発散していって、あれ?もう随分時間が経っちゃったけれど、これでちゃんと広げた風呂敷が畳まれるの?と心配になるんだけれど、最後の10分ぐらいで全部つながる。

1975年のパートがちょっと長すぎて、逆に他のパートはかなりあっさりしているので、バランス的にはちょっと悪いかな、と思うけれど、全ての始まりと言う意味で長くならざるを得なかったのかも知れない。

「んなこと、あるわけねぇだろ」という突っ込みはまぁ、「ほら話」だからご容赦というところか。色々なところが出来すぎではあるものの、一つ一つのエピソードがそれなりに面白いので許したくなる。あと、その時代時代の空気を上手に表現していると思う。これは、それぞれの時代に生きていないとちょっと理解できないとは思うのだけれど。一番「どうかなー」と思ったのは、75年をセピア色で表現したベタな演出。ほとんどの映画で利用されるこの手の手法だけれど、もう辞めた方が良いんじゃないだろうか。あと、車の運転シーンをみているといかにもオートマっぽいんだけれど、あの車の頃って、オートマってあったのかなぁ?まぁ、別に良いんだけれど。

伊藤淳史さん、濱田岳さん、森山未來さん、そしてもちろん大森南朋さんといったところがしっかりと演じているので、映画としてはしまりがある。多部未華子さんの泣き顔だけどうかなーと思わないでもないのだけれど、あれが良いっていう人もきっといるんだろう。

トータルで評価して、☆2つ半。面白かった。


この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/buu2/50999341