新聞社が「無断リンク」を禁止する3つの理由
マスコミとは言えないけれど、僕もそれにちょっとだけ類するシンクタンクとか、独立行政法人の広報室とかにいたことがあるので、書いてあることに対して異論はない。あくまでも、事実として。まぁ、そんなことだろうよ、と。
それぞれについては、
理由1について
「リンク先については免責」って書けば良いだけのこと。これは上司に対してではなく、閲覧者に対してアピールする話。
理由2について
法律で認められてないんだから、権利を主張するのはおかしい。
理由3について
削除してオシマイ、というのが虫が良すぎる。発表したという事実は消えない。消せば済むと思っているところがおかしい。ちゃんと修正すれば良いだけのこと。古いバージョンの引用については、引用先については免責と書けば良いだけのこと。引用先がきちんとリンクしていれば、リンク先で「これは修正されました」ということを読めるはず。
なんていう反論をされてしまえば再反論は難しいところで、やっぱり「あえてはっきり言いたい。馬鹿じゃないの?」とか「完全に時代遅れ」とか言われちゃうのは仕方がない。
こうして見ると、新聞社のリンクポリシーは、担当者が馬鹿で時代遅れだから、無断リンクを禁止しているわけではない。
うん、担当者が馬鹿なんじゃなくて、担当者の上司が馬鹿なんだよね。
「せめてトップページだけは自由に」と社内で根回ししている人たちの存在を思い出してみた。
うんうん、根回ししている人はご苦労だけれど、そんな会社、さっさと辞めちゃえよ。馬鹿じゃねぇの?と笑われるだけだよなぁ。もうすぐ潰れて、否応なく放り出されちゃうのかも知れないけれど。「馬鹿だな」と笑われる理由に、「ネットを理解していない」と、「ネットを理解していない会社に所属している」との違いがあるだけで、笑われるのは一緒だよなぁ。
何しろ、3つとも内向きな理由であって、「このリンクは当社のリンクポリシーに反するので削除してください」と「お願い」されたとしても、「そんなの知らねぇよ。法的根拠はどこにあるんだ」と反論されるのが目に見えているわけで、もしリンクした人からそういう風に言われたら、新聞社の法務担当は困っちゃいそう。
みんなでバンバンリンクして、訴えてもらうのが面白いかも知れず、僕のブログではこの手のリンクポリシーは全て無視しようと決めた。というか、前から無視していて、もう散々リンクしているし、これからもリンクするけれど(笑)。