2010年05月20日

記事の裏をかえす練習

ものごとは、色々な方面から見てみる必要がある。新聞の記事なども同じだ。書いてあることをそのまま額面通り受け取っていては話にならない。ということで、今日はこんな記事の裏を読んでみる。いや、あくまでも、「こういう視点でも読める」っていうだけですよ。僕は明治大学で講演したことはあるけれど、大学そのもののことは全然知らないので。

元記事:志願者数日本一の推進力は「視点の転換」

--------------裏読み--------------
明治大学はこの春の志願者数が11万人を越え、早稲田を抜いてトップになった。受験料で大儲けである。その推進力の背景を探ってみる。

明治大学の志賀者数は去年から今年にかけて約1万人増加した。この4年間は連続して10万人を超えているが、その詳細なデータが出されていない。多分どこかの1年ぐらいは一度減少していて、連続しての増加ではないのだろう。

起爆剤になったのはリバティタワーである。大学の本分である学業が評価されたわけではないのにはかなり疑問が残るものの、環境というのは無視できないので、インフラを整備したこと自体は悪くないだろう。また、改革のシンボルとして位置づけたのも悪くはない。

学長は大学の整備計画の推進にあたり、トイレ、建物の清潔さ、女性の快適性に力を入れた。明治の女子学生比率はそのおかげもあってか、35%に上がっているらしい。女性は勉強の内容などはどうでも良いということかも知れない。

同時に、入試改革も実施した。他大と併願した結果、他大に流れている学生が多いことに気がついた。

まず手をつけたのが入試試験を簡単にしたことだ。明治を目指す層は学力が低いので、問題を簡単にした。また、大勢の受験生が受験できるように、他大の日程とぶつからないように配慮した。試験問題を簡単にしたお陰で採点が楽になったので、教員の負担も軽減された。センター試験のノウハウを身につけたおかげでマークシート形式もどんどん導入し、一層の採点負荷の軽減と、受験生の増大に対応が可能になった。

全学部統一試験も導入した。全ての学部で同じ問題を出す。理系、文系無関係なので、誰でもできる簡単な問題になる。これによって受験生はさらに増大した。

学びの場としての展開も一応考えている。

08年には国際日本学部を新設した。でも、まだ卒業生は出ていないので、その評価はさっぱりわからない。英語による発信能力をもち、国際的に活躍できる人材を育成しようとしているが、同様の目標を持った大学はすでに日本に存在しているし、最近問題になっているのは英語「しか」できない人間の大量生産でもあり、その中でどこまで存在感を示せるかは不明だ。おかげで日本からの学生はまだ集まりが良くないが、東アジア、東南アジアから就労ビザ取得のかわりに留学してきて、給料が高く、生活環境が中国のように悪くない日本で稼ごうという留学生もいるからか、海外からの留学生は1000人を超えた。できれば国ごとのデータが欲しいところだが、多分欧米からの留学生は非常に少なくて、出したくても出せないのだろう。

学生が増えれば当然儲かるので、建物のキャパが余っている限りは学生を増やしたい。そのため、今は新たに3学部を新設する準備を進めている。

今後は一層のレジャー施設化を進め、観光の一環として訪問してもらえるように頑張る。六大学のひとつという既得権もあるので、それを活かしたい。明治大学卒業の著名人も少しはいるので、それを見つけてきてはPRに利用している。キャンパスが都心にあり、財務が安定していることだけが強みだ。勉強のこと?就職率のこと?それはまぁ、良いじゃないですか。
--------------裏読み--------------

学生が何人いるのか知らないけれど、僕の周りで明治大学卒の人って、知っている範囲では西村由希子ちゃんだけだなぁ。彼女は優秀だよね。なんか他にも聞いた気もするけれど、記憶に残ってない。出身大学なんか興味ないからすぐ忘れちゃうんだよな。

でも、この記事を読む限りでは、「でっかいビル建てちゃったので、きちんと資金を回収しないと。まず、学生を増やしたいので試験を受けやすくして、さらに簡単にした。六大学としてのネームバリューもあって、最近はかつてなら女子大に行っていた層も獲得しつつあり、受験生、学生ともに増えている。ただし、卒業生の質については度外視している。世の中、そんなの関係ないでしょ」みたいな印象。あんまり良い印象は受けないなぁ。

うちの会社は入社試験で履歴書取らないからどうでも良いけど。

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