2010年06月02日

プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂

31da9356.jpgハムナプトラみたいな特撮グリグリの映画かと思ったらさにあらず。わりと西洋チャンバラって感じだった。短いカットとスローモーションを多用して戦闘をスピーディかつメリハリのあるものにしていた。が、忍者や殺陣を散々見てきている日本人にはちょっとどうなのかなぁ。

舞台が砂漠ってことでレイダースっぽいなぁ、と思っていたら、最初から最後まで「レイダース」っぽかったけれど、最後の最後だけ、「レイダース」より突っ込みというか、ひとひねりがあった。

どうしてそこへ戻るの!みたいなお約束のご都合主義はあるものの、勢いで最後まで観せてしまうのはさすがという感じ。というか、最後だけ盛り上がって、それまではちょっと間延びした感じではあった。

街の景色とか、衣装とかは結構気合いが入っていて、安っぽい感じは受けなかった。

それにしても、米国人はこういう自虐的な映画を作りたがる。強力な武器を敵に横流ししているとの情報を受けて小国に攻め入り、「どこかにあるはずだ!」とアチラコチラを探しまわる、みたいな話はそのまんま米国がイラクを相手に展開したもので、それをチクリチクリと批判するのは構わないけれど、アバターを典型として、どうにもそういう趣向の映画が多すぎる感じ。

正直、途中は眠くなったんだけれど、どうして眠くなるんだろう、と思い返してみると、多分ヒロインがあんまり可愛くないから。そういえばこの人、この間の「タイタンの戦い」にも出ていたっけ?

映画として一番の問題は、恋愛なのか、兄弟愛なのか、どっちを描きたいのかが今ひとつはっきりしなかったことかも知れない。っていうか、ラブシーンが、「どうしてこんな忙しいときに!」って感じで、どうなのよ、と。レイア姫がルークにキスするときみたいな、ちょっとおまじない、みたいな軽い感じならともかく。

あと、林完治さんの字幕って、個人的にリズムがあまり好きじゃないんだよな。悪くないけれど、眠くなる。

評価は☆1つ半。

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