2010年06月19日

ザ・ロード

e5e12d15.jpg文明が滅んでしまったあとの父と子の放浪を描いた映画。終末映画は色々あるけれど、その中ではちょっと異色の内容。人間を残してほとんどの動植物が死滅しており、生存者も非常に少ないという状況。その中で多くの人は生きることに絶望し、自ら命を絶っている。残った人間たちは貴重なタンパク源として人間同士で狩りを始める有様。ゾンビ化してないのに人を食っているのだ。そんな中、南に行けば何かあるのではないかと命がけで歩き続ける親子、というストーリー。

文明が短期間で滅んでしまった原因とかは全然明らかにされないのだけれど、そのあたりは本題ではないのでどうでも良い所。要は、そういう絶望的な状況にあって、人間はどうなっていくのか、その中で生き抜いていくことの難しさ、そして親子の愛情などを描いているのだけれど、何しろストーリーが平坦で、起きる事件がどれもこれも似たようなものばかり。抑揚がなく、単調で、そして彩度の低い映像がずっと続くので、正直なところかなり眠くなる。ワールドカップのせいで寝不足、とかだと前半で意識を失う可能性が非常に高い。途中からややサスペンス調になってくるので、徐々に眠気は感じなくなってくるのだけれど、それもつかの間、やっと盛り上がってきたところで映画は終了してしまう。

ストーリーが破綻しているわけでもなく、親子の役者の演技は見事なんだけれど、端的に表現するとつまらない映画だと思う。同じことを表現するにしても、他にも色々なやり方があると思う。そして、こういう手法はイマイチ好きになれない。

ところで、東側の海岸を歩いて南下しているはずなのに、何故か右側に海という状況で歩いている親子。右側に海があったら、歩いている方向は北のような気がするんだけれど、気のせい?

試写会で鑑賞。評価は☆半分。

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