2010年06月19日

深浦康市王位対磔一生五段

929244f6.jpgワールドカップを将棋でたとえるシリーズ。

いよいよ深浦康市王位対磔一生五段の対局の時間が迫ってきました。

先手の深浦王位は4−2−3−1のフォーメーション。キーマンはインテルをチャンピオンズリーグ優勝に導いた馬。そしてその前に位置するアーセナル所属の竜。左のミッドフィールダーにはレアルマドリードの金、右のミッドフィールドにはリバプール所属の金と、超強力な布陣。他にもマンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘン、アヤックス、フェイエノールト、ハンブルガー、エバートンと、そうそうたるクラブからの布陣です。

一方、後手の磔一生五段は初戦と同じ4−1−4−1のフォーメーション。メンバーを変更することなくこの一戦に臨むことになりました。磔一生五段のキーマンは王の前、ディフェンスの要になる飛車です。飛車は通常攻めに使う駒ですが、磔一生五段の作戦はこの駒を守備に使うこと。ワントップの角は相手陣を斜めに睨んでおり、この角がサイドに切れ込んで攻撃の起点になれるかどうかが勝負の分かれ目です。また、磔一生五段の攻撃の駒として見逃せないのが両サイドバックの香車です。近代将棋ではこの香車の働きが非常に重要になってきています。

あと15分で対局開始ですね。

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