2010年06月24日

グループB、グループC、グループDの結果と今後の展望

ワールドカップを将棋でたとえるシリーズファンのみなさん、こんばんは。本業が忙しすぎて更新が滞っていましたが、今日の大一番を前にまとめて更新したいと思います。

さて、まずはグループBの総括です。

GroupB
佐藤康光九段  ○先崎 ○田村 ○木村 勝ち点9
田村康介六段  ●佐藤 ○木村 △先崎 勝ち点4
木村一基八段  ○先崎 ●田村 ●佐藤 勝ち点3
先崎学八段  ●佐藤 ●木村 △田村 勝ち点1

このグループは大本命と見られていた佐藤九段が実力をいかんなく発揮して順当に1位でグループリーグを抜けました。注目されたのは2位通貨がどこになるのかだったのですが、劣勢が予想され、実際に開局直後に歩損をしたにも関わらず、そこから粘り腰で一時は逆転まで持っていった田村六段が、その後の先崎八段の追撃をかわして相入玉となり、規定により引き分けとなりました。これによって、死のグループと呼ばれたグループBからは大本命の佐藤九段と、大穴の田村六段が決勝トーナメントへと駒を進めました。

続いて昨夜一斉対局が行われたグループCです。こちらは最終局が実施されるまで全ての対局者にグループリーグ突破の可能性がある大混戦となっていました。最初に優位に立ったのは広瀬六段。この対局に勝てば文句なく自力でのグループリーグ突破が実現する好位置につけていましたが、開局早々に作戦勝ちを収め、控え室の多くが広瀬持ちという状態に。一方、となりの対局室で指されていた三浦八段対村山五段は大激戦のうちに相入玉模様。広瀬六段の勝利がほぼ確定すると同時に三浦対村山は引き分け、グループリーグ突破は広瀬六段と鈴木大介八段で決定かと思った瞬間に事件は起きました。何を勘違いしたのか、村山五段は三浦八段の放った鬼手に対して時間に追われ、残り数秒というところで大悪手の3手頓死を食らってしまいました。ほとんど絶望的と思われた三浦八段は奇跡の勝利でグループリーグを突破。一方、ほぼ手中にしていたリーグ突破がするりとその手から逃げてしまったのは鈴木八段。ワールドカップでも滅多にお目にかかれない、土壇場での大逆転劇でした。

グループC
三浦弘行八段 △広瀬 △鈴木 ○村山 勝ち点5
広瀬章人六段 △三浦 △村山 ○鈴木 勝ち点5
鈴木大介八段 ○村山 △三浦 ●広瀬 勝ち点4
村山慈明五段 ●鈴木 △広瀬 ●三浦 勝ち点1

続いて明け方に行われたグループD。こちらは優勝候補の山崎七段が第二戦で豊島五段に敗れたおかげで一気に混沌とした状態となりました。最終節も山崎七段の指は伸びず、いつものような指しっぷりとは程遠い状態でした。これは一発食らうかもしれないぞ?という空気が流れた頃、山崎七段の勝負手が決まり、控え室はどよめきました。僅差で窪田六段に勝利を収めた山崎七段が首位でグループリーグを突破。窪田六段は比較的地元の近くで実施されている地の利を活かした格好でなんとか決勝トーナメントへと駒を進めました。

グループD
山崎隆之七段 ○糸谷 ●豊島 ○窪田
窪田義行六段 ○豊島 △糸谷 ●山崎
糸谷哲郎五段 ●山崎 △窪田 ○豊島
豊島将之五段 ●窪田 ○山崎 ●糸谷

これで決勝トーナメントに進む棋士の半分が決まったことになります。対戦カードは次の通り。

戸辺誠六段 対 田村康介六段
藤井猛九段 対 佐藤康光九段
三浦弘行八段 対 窪田義行六段
広瀬章人六段 対 山崎隆之七段

どの対局も好勝負が期待できますが、あえて見所をあげるなら、藤井九段対佐藤九段のあわせて十八段対決と、互いに優勝経験のある広瀬六段対山崎七段でしょうか。さて、グループリーグ最終節もいよいよ後半。今日は前回優勝の丸山九段、そして我らが磔一生五段の登場となります。今晩の対局は次の4局。

グループE
深浦王位 対 谷川九段
畠山七段 対 磔五段

グループF
丸山九段 対 森下九段
飯塚七段 対 堀口七段

全ての棋士にチャンスがあるグループF、そして磔五段のグループリーグ突破がかかるグループE。ともに見逃せません。

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