2010年06月30日

8強最後の椅子は渡辺竜王

105828ea.gifワールドカップを将棋でたとえるシリーズファンのみなさん、おはようございます。

昨日は期待された磔五段でしたが、残念ながら相入玉で引き分け、規定により振り駒対決(それぞれが5枚の歩を振り、表が多く出たほうが勝ち)となりましたが、5枚歩が出た飯塚七段に対して歩が3枚。準々決勝進出はなりませんでした。

ここまで磔五段の将棋はなかなか見事ではあったのですが、指運があった谷川九段戦、その貯金で大差で負けることさえなければ良かった深浦王位戦、そして、千日手でも良い自分に対し、無理矢理にでも膠着状態を打開しなくてはならない畠山七段にカウンターを浴びせた第三局とは全く異なる将棋を求められていました。谷川戦と同じような戦術で臨んだ磔五段でしたが、危ない場面をなんとか凌ぎきったものの、相手をひやりとさせる場面はほとんどなく、「負けないけれど、勝てない将棋」となってしまいました。最後の振り駒対決は運なので、そこでの負けは仕方ないのですが、グループリーグで運を使ったのですから、最後は運頼みではなく、もっとリスクを負った作戦でも良かったのかも知れません。

戦前の予想では誰もここまでの磔五段の活躍は予想していなかったので、その善戦は讃えられるべきですが、次はここがスタートラインですから、もっと上を目指して頑張って欲しいものです。

続く渡辺竜王対久保2冠の隣人対決は、渡辺竜王が終始押し気味に進める展開。途中、久保2冠にも何度か大きなチャンスがあったのですが、残念ながらそれを活かすことはできませんでした。

これでワールドカップは8強が出揃いました。羽生三冠対深浦王位の一戦も興味深いですが、決勝戦でもおかしくない佐藤九段対山崎七段の一戦も見逃せません。

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