2010年08月12日

ライトスタッフ

ライトスタッフ [DVD]

米国空軍のテストパイロットと、NASAの宇宙飛行士を対比しつつ、危険をかえりみずに命をかけてプロジェクトに挑んでいく人間たちをドキュメンタリータッチで描いた作品。

人前では自分をナンバー1と語りつつ(若い頃は本当にそう思っていたようだけれど)、一番に敬意を払う人間、生まれた時代がすこしばかり早かったがために表舞台には立てずとも、そこに立つ人間たちを正当に評価しつつ我が道を行く人間。同じように死線を越えてきた人間同士だからこそ分かり合える部分を上手に描いていると思う。

やっぱ、孤高の人、イエガーが格好良いんだよなぁ。全て格好良いけれど、特に到達高度記録の話を聞いて許可無くマルヨンに搭乗、32000メートル付近でフレームアウトして墜落したあとの、モハービ砂漠を歩くシーン。それに加えてロッキードNF-104Aスターファイター(F-104G?)の銀ピカの機体が格好良い。

ちなみにワシントンのスミソニアンに展示されているNF-104Aを今年の2月に撮影してきたんだけれど、そちらはこんなカラーリング。

DSCN5047


日本の空自にも配備されて三菱鉛筆って言われていたけれど、もう退役しちゃって飛んでないんだよな。

で、戦闘機の話はたいがいにしておいて、映画の話に戻ると、実話ベースのドキュメント風映画、ただしフィクションの味付けあり、という内容なので、米国の国威発揚っていう色彩が濃いのは仕方なし。でも、トップガンみたいに某国と戦争を繰り広げるわけじゃなく、ただただ戦闘機の限界に挑み、そして宇宙開発に挑んでいく姿はなかなかに清々しい。

かなり長い映画だけれど、その時間を全く飽きさせずに見せ切るところが凄い。

一番じゃなきゃ駄目なんですか?というのが流行語になったけれど、この映画は長い時間を利用して、一番にこだわり続ける人間も、一番と言い続けながら一番にはなれず、でも「残り物に福」を見つける人間も、両方に価値があることを見せてくれる。

数少ない相棒との、お決まりのやりとりも良い。「ちゃんと帰ってこいよ」「あたりまえだろ」という、言うに言えないことをガムで表現するあたり。

評価は☆2つ半(映画館で観たらアップする可能性あり)。

個人的メモ。8月28日〜9月3日、ららぽーと横浜で上映あり。

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