2010年09月02日

どうぶつしょうぎに関する不思議な話

僕は別に日本女子プロ将棋協会の足を引っ張りたいというわけでもないし、彼女たちの独立の経緯を比較的そばからみていたので、これまでずーーーーーっと、一年以上黙ってきていたけれど、その大本営の日本女子プロ将棋協会(以下、LPSA)からこんなお知らせが出たので、ひとつの区切りと思ってちょっとコメントしておく。

LPSAでの「どうぶつしょうぎ」販売中止のお知らせ

このお知らせは、LPSAのどうぶつしょうぎ事業からの撤退表明に他ならない。ところがこのお知らせに関する相談その他は、ライブログに対しては一切の連絡がなかった。この点について、僕は非常に大きな疑問を持つ。なぜか。ライブログとLPSAは、どうぶつしょうぎ事業に関して次のような契約を結んでいるのである。

#以下、契約書全文。契約書の内容の開示に関する特別な条項はないので、公開するのに不都合はない点、弁護士には確認済み。

契約書

株式会社ライブログ(以下、「甲」とする)と、一般社団法人 日本女子プロ将棋協会(以下「乙」とする)は、「どうぶつしょうぎ」関連のイベント事業(以下イベント事業とする)、およびインターネット・携帯アプリを利用した通信サービス事業(以下「通信サービス事業」とする)について、以下の通り契約を締結する。

[事業内容について]
第1条 甲と乙は「どうぶつしょうぎ」のイベント事業および通信サービス事業に関して、共同で企画開発に取り組む。

[イベント事業について]
第2条 甲は、平成20年4月19日に乙が主催する1dayトーナメント「どうぶつしょうぎカップ」に対して協賛金  万円を支払う。

第3条 乙は「どうぶつしょうぎ」関連のイベントを継続的に企画・開催し、広く普及活動を行う。

[通信サービス事業について]
第4条 甲が事業主体となり、開発に関する費用は全額甲の負担とする。

第5条 乙は甲の行う通信サービス事業にについて公式と認定し、ライセンスの使用を許可する。また甲の合意なく、他の第三者に対して同様の事業を新規に許可・委託するなど、本事業の妨げになることを行わない。

第6条 開発コストを上回る利益がでた場合は、甲に3分の1、乙に3分の1を配分する。残りの3分の1は甲社内で積み立て、次年度以降のイベント事業および通信サービス事業の資金とする。

[契約期間について]
第7条 本契約は2009年4月1日から2011年3月31日までとする。期限内に甲乙双方から何らかの申し出がないときは、1年毎に自動的に契約が更新されるものとする。

上記契約を証するため本書2通を作成し、甲乙署名捺印の上各1通保有するものとする。

平成21年4月14日


株式会社ライブログ


一般社団法人 日本女子プロ将棋協会


#第2条の金額に関してのみ、LPSAのその他の契約に関係する可能性があるので、ここでは数字を伏せておく。

まず最初の疑問は、この契約書の第5条において、「また甲の合意なく、他の第三者に対して同様の事業を新規に許可・委託するなど、本事業の妨げになることを行わない。」と明記されているにも関わらず、ライブログになんの相談もなく事業の権利を株式会社ねこまどに譲渡していると思われる点である。その結果、株式会社ねこまどは下記のサイトを立ち上げている。

どうぶつしょうぎ.ねっと

ライブログはLPSAと喧嘩をする気がないのと同様、北尾さん、藤田さんとも喧嘩をする気はないのだけれど、ライブログに何の相談もなくどうぶつしょうぎの事業権を株式会社ねこまどに譲渡し、ライブログに何の相談もなく「どうぶつしょうぎ.ねっと」というサイトが立ち上がった現状は異常であると感じる。僕たちは「ふざけんな、そんなサイトは絶対に許さない」などと言う気はもちろんないし、話し合いをしてきちんと役割分担をしたいと思っているけれど、それとは別に、これではライブログとLPSAとの契約は全く無視されていることになる。

また、契約書には次のような覚書が添付されている。

覚書

株式会社ライブログ(以下、「甲」とする)と、一般遮断法人 日本女子プロ将棋協会(以下「乙」とする)は、「どうぶつしょうぎ」を題材とし、携帯アプリ開発およびインターネット利用のサービス開発に関して以下の通り覚書を取り交わす。

第1条 「どうぶつしょうぎ」に関する携帯アプリ開発に関してはライブログが事業主体となり、開発に関する費用は全額ライブログの負担とする。LPSAはこのサービスを排他的に公式サービスと認定し、全面的に協力する。

第2条 他の第三者に対して携帯アプリやインターネット関連事業に関する事業を新規に許可・委託するなど、本事業の妨げになることを双方の合意なしに行わない。

第3条 開発コストの目安は200万とし、定期的に経理報告や進行報告を行う。アプリの配信は2009年8月開始を目指す。利益については契約書に沿って配分する。また、夏季休暇中に一般参加の大会の開催を予定し、その後も双方協力のもと継続的にイベントを開催する。

第4条 本事業においてはLPSAとライブログはお互いにビジネスパートナーとしての意識をもち、誠意をもって事業にあたる。事業が発展した場合には、事業協同組合あるいは株式会社を立ち上げることも視野にいれる。

2009年4月14日


株式会社ライブログ


一般社団法人 日本女子プロ将棋協会


少なくともLPSAは、来年の3月まで、ライブログの実施するどうぶつしょうぎ事業に関して「公式」と認定し、全面的に協力する義務があるのだ。ところが、事業に関する権利を全て株式会社ねこまどに譲渡してしまったら、そんなことはできなくなる。

今でも「どうぶつしょうぎ ONLINE」のサイトには「LPSA公認」という文字が明記されている。この文言は一体どうしたら良いのか。

ここに転載した契約書、覚書をLPSAと交わしてから2ヶ月もしないうちにこの交渉の窓口となった北尾さんがLPSAを退会することとなり、LPSAから「北尾さんサイドの人間」と目された(らしい)ライブログはLPSAとの関係が非常に難しいものとなった。

実際には、北尾さんとLPSAとの対立が明確化した直後に藤田さんから個人的に相談を受け、北尾さんの懐柔に動いたりもしたのだけれど、北尾さんの意思も固く、また、彼女の主張にも頷首する部分があり、個人の考えを尊重する僕としてはそれ以上動くことをしなかった。結果的に北尾さんのLPSA退会という一面的には不幸な結末となったけれど、LPSAが連盟から退会したのと同様、北尾さんに「理」があるならそれもまた良し、と思った。そして、ライブログの立ち位置は北尾さんがいた時も、そしていなくなっても、変わらずに「どうぶつしょうぎ事業の共同事業者」だったはずなのである。

しかし、北尾さんのLPSA退会によって、どうぶつしょうぎアプリの開発は混迷を深めることになった。アプリ自体はすぐに開発できたのに、それを公開し、商業ベースに乗せることができない。LPSAが全く交渉の場に乗って来なかったのである。北尾さんの退会以降、いくつかのやりとりの後に、「今後は弁護士を通してください」との連絡を受け、以後、完全に没交渉の状態となってしまったのだ。このままではにっちもさっちも行かない、契約の期間も限られているのだから、無理矢理にでも公開しなくては、ということでApple Storeで販売を開始したのが1年後の2010年5月のことである。

そして、販売開始から約3ヶ月。また、寝耳に水の話が飛び込んできたわけだ。

ライブログがどうぶつしょうぎに注目したとき、どうぶつしょうぎはまだ野のものとも山のものとも知れないゲームだった。でも、僕たちはそこにダイヤモンドの原石のような輝きを見出したのだ。そして、たった100万円しかない資本金の中からなけなしのお金を搾り出して、どうぶつしょうぎの事業化権を購入した。その後、ライブログがスポンサードしたどうぶつしょうぎカップの開催前後からどうぶつしょうぎの知名度はアップし、今に至るのである。

この契約書の内容をきちんと読んでもらえればわかると思うけれど、僕たちがLPSAに出したオファーは破格のものだと思う。普通なら、ライセンス料で5%とかの金額を支払っておしまい、ぐらいが相場である。それをわかった上で、ライブログはLPSAが今後成長していく上でどうぶつしょうぎの売り上げが少しでも組織の助けになるように、この契約書を交わした。本当に、LPSAがどうとか、連盟がどうとか、そういう情報を抜きにしてこの契約書と覚書をきちんと読んでみて欲しい。これを知らない人たちがあちこちでライブログの悪口を言うのを聞いて、ずっと黙って我慢してきたけれど、僕たちにはこれっぽっちの悪意も存在しない。

この契約を締結する前も、僕は個人としてLPSAをブログでも、また、行動でも支援してきたつもりだ。そして、今も別に彼女たちの足を引っ張る気もない。彼女たちの将棋連盟に対して提示した「ノー」の姿勢は決して間違っていないと思う。

だから、僕は怒っているのではない。ただ、寂しいだけである。契約書を読めばわかるけれど、ライブログはLPSAの下請け会社ではない。「どうぶつしょうぎ」というコンテンツを育成していく事業のパートナーなのだ。ところが、その立場は完全に無視されてしまった。LPSAは、もうどうぶつしょうぎに関する事業には全く興味を失ってしまったらしい。覚書には「どうぶつしょうぎの携帯アプリおよびネットサービス開発のコストは200万円程度」と想定されているけれど、8月末まででの実経費は150万円強。そして、ソフトの売り上げは4000本、ここから出る利益は約32万円である。その間、LPSAがこの事業に対して何らかの協力をしたかといえば、皆無である。例えばiPad用の画面は通常のどうぶつしょうぎの将棋盤よりも広い画面が必要になっているのだけれど、この拡張作業ですらライブログは内製しているのだ。

近代の社会と、過去の社会の最大の違いは何か、考えたことがあるだろうか。近代社会が過去のそれと最も違うことは、今の社会が「約束を守ること」を前提としているということである。約束をみんなが守るから、今の社会は成立しているし、加速度的な発展を遂げたのだ。そして、ビジネスの世界における約束を明文化したものが「契約書」である。契約を無視する社会に発展はない。

この調子でLPSAは本当に大丈夫なんだろうか。

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この記事へのコメント
はじめまして。

以前、どうぶつしょうぎのサイトが一時的に閉鎖したことがありましたが、あれもこの絡みでしょうか?
Posted by なかむら at 2010年09月03日 06:37
> 以前、どうぶつしょうぎのサイトが一時的に閉鎖したことがありましたが、あれもこの絡みでしょうか?

どうぶつしょうぎのサイトが閉鎖されたことは、僕の覚えている限りでは一度もありません。ただ、ライブログ社員以外の何者かが、ライブログに何ら許可を得ることなしにどうぶつしょうぎのサイトを書き換え、「このサイトは閉鎖しました。以後、こちらへどうぞ」と、LPSAが運営するサイトへ無断でリンクしたことはありました。この無断書き換えには数日後に気がついたので、すぐに復旧させました。
Posted by buu* at 2010年09月03日 09:42
回答ありがとうございます。

それは不正アクセス行為の禁止等に関する法律に抵触する事態と考えられますが、被害届は出されたのでしょうか?
Posted by なかむら at 2010年09月03日 10:16
> それは不正アクセス行為の禁止等に関する法律に抵触する事態と考えられますが、被害届は出されたのでしょうか?

各種の証拠は保全してありますが、被害届は未提出です。
Posted by buu* at 2010年09月03日 13:09
こうやってネット利権をむさぼっているのですね。わかります。
Posted by とおりすがり at 2010年09月03日 17:10
> こうやってネット利権をむさぼっているのですね。わかります。

まず当たり前のことですが、ライブログは株式会社です。ボランティアでやっているのではありませんから、当然利益をあげるべく頑張っています。赤字が出れば、当然経営者は困りますし、赤字が大きくなれば会社は潰れます。僕たちは生活をかけてこのプロジェクトをやっている(これ『だけ』ではありませんが)のであって、どうぶつしょうぎアプリでお金を儲けることが悪いことだとはこれっぽっちも思っておりません。ライブログの定款には「将棋の普及」はもちろん、「将棋」という文字すら記載されていませんし、そのことが問題になるのであれば契約締結前にきちんと確認すべき話です。

ついでに言えば、アプリ化するためには当然のことながら様々な費用が発生しています。例えば各種イラストはもともとあったもの以外は全部僕が描きました。これに投じた労務に対する賃金はまだ一切もらっていませんし、今後もいつ回収できるかわからないという状態です。他にも各種調整にお金を投じていますが、僕に関して言えばどうぶつしょうぎアプリ関連では現時点で一銭も手に入れていません。

#外注先や管理職以外のスタッフには支払っています。
Posted by buu* at 2010年09月03日 22:56
国体の件では応援しておりました。(あの件はどうなったのでしょうか)

今回の件は、一読して、「『どうぶつしょうぎに関する権利はもともとLPSAには属さず北尾氏個人に属するものである』ということが北尾氏が退職した際に明らかになり、LPSAはにっちもさっちも行かなくなった」という、著作権関係によくあるケースか、と思ったのですが、どうぶつしょうぎに関する権利はいまだにLPSAが持っているのでしょうか。
Posted by やの at 2010年09月04日 01:51
> 国体の件では応援しておりました。(あの件はどうなったのでしょうか)

明日、SAK、および横浜スキー協会の評議員会でございます。

> 著作権関係によくあるケースか、と思ったのですが、どうぶつしょうぎに関する権利はいまだにLPSAが持っているのでしょうか。

まず、商標権ですが、これは北尾さんがLPSAから申請しようとしたところ、LPSAから「そんなお金はないから勝手にやれ」と言われ、個人の費用で申請、登録したようです。これは北尾さんからの伝聞ですが、申請書類をみる限り、正しいんだと思います。ということで、最初から権利者は北尾さんです。続いてルールの著作権ですが、これはもともと北尾さんにあります。その使用をLPSAに対して許可したかどうかは不明ですが、ルールについてはいくらでも書き換えが可能なので、その著作権にはほとんど意味がありません。問題は藤田さんのイラストの著作権ですが、少なくとも、ライブログと契約したときはライブログに対してライセンスしたので、LPSAが権利を持っていたはずです。北尾さん云々よりも、今年の春に藤田さんがLPSAを退会したのが大きいのではないかと推察します。

権利を手放したとしても、別に販売を辞める理由はないわけで、そのあたりの顛末については良くわかりません。

ライブログとしては、まずは現状を把握しようとしているところです。その後の対応については弁護士と良く相談して考えたいと思っています。
Posted by buu* at 2010年09月04日 02:09
盤側でも盛り上がっていますがどう思いますか?
Posted by 通りすがり at 2010年09月04日 07:55
会長と喧嘩をしたい人間と、将棋だけやっていれば良い人間と、どうぶつしょうぎを通じて普及したい人間が全部同じ場所にいるのは不自然。
Posted by 近藤 at 2010年09月04日 10:39
> 会長と喧嘩をしたい人間と、将棋だけやっていれば良い人間と、どうぶつしょうぎを通じて普及したい人間が全部同じ場所にいるのは不自然。

うーーーーーーーーん、協会内部のことは良くわかりません。
Posted by buu* at 2010年09月04日 11:30
> 盤側でも盛り上がっていますがどう思いますか?

すいません、寡聞にして「盤側」とは何かを知らず、探してしまいました(笑)。「盤側の談話室」のことですね。それで、ざっと目を通してみました。賛否両論、色々あるようですが、内容については後述の二点の例外を除いて特にコメントはありません。第三者同士で推測を交えながら会話するより、このブログに書き込めば良いのに、とは思います。僕の知っている限りで、書ける範囲では何でも書きますし、悪口だろうと何だろうと、通常は全ての投稿をオープンにしていますから。

僕のスタンスは、ネットというツールによって高度に情報が公開される環境が整ったのだから、基本的に全ての情報は公開されるべきだ、というものです。

でも、気の合う仲間同士で意見交換する楽しみもあるでしょうから、件の掲示板ではやりたいようにやれば良いのではないかと思います。ざっと見た限りでもかなりの情報不足による間違った認識がありました(幻冬舎に腹を立てているとか(笑)、LPSAの背後にいる金持ちにたかるつもりだとか(笑))が、単に、僕は書き込まないというだけのことです。

続きあり
Posted by buu* at 2010年09月04日 12:08
続き

LPSAとライブログが交わした契約書で、ライブログの権利に言及しているのはネットを利用した事業に関するもので、LPSAが幻冬舎エデュケーション(以下幻冬舎)さんと何をやろうが基本的に関係ありません。幻冬舎版のリアルどうぶつしょうぎがたくさん売れればアプリの販売も伸びるわけで、たくさん売れたほうがありがたいし、僕たちはそこになんの貢献もしていませんから、お金がもらえないのは当たり前の話です。ただ、LPSAと幻冬舎は単にライセンサーとライセンシーの関係、LPSAとライブログは共同事業者の関係なので、幻冬舎とライブログの立場は全く異なります。

また、LPSAの背後にいる金持ちにたかるつもりなんかもさらさらありません。僕たちは、僕たちが作ったアプリをどうやって売っていくか、どうやってきちんと採算ラインに乗せるか、さらにどうやって発展させていくか、そこを考えています。その上で、例えば「LPSA公認」と書いてある記述はどうなるのか、とか、公式サイトが複数出来てしまっていることとか、そもそも契約はどうなるのかとか、そういう疑問点があるので、それを解決しなくちゃならない。

LPSA原理主義者の反発はもちろん想像していましたが、僕は良いものは良いし、修正すべきところは修正すべき、という立場です。全部が正しい組織なんか有り得ないわけで(それはライブログも同様)、自分たちについていかに客観的に評価し、修正できるかが組織の価値を上下すると思っています。今のところ、僕はLPSAには改善すべきところが少なからずあると感じています。
Posted by buu* at 2010年09月04日 12:24
盤側で「駒の命名に著作権がある」という話が出ています。
Posted by とおりすがり at 2010年09月05日 22:58
> 盤側で「駒の命名に著作権がある」という話が出ています。

わざわざありがとうございます(^^

でも、ごめんなさい。僕もそれなりに忙しいので、馬鹿の相手はしないことにしています。とりあえず中山信弘さんの「著作権法」でも勉強すれば良いかな、とは思いますが、馬鹿とは、そういう勉強をせず、自分に都合の良いように法律を解釈したりするからこそ馬鹿なのであって、馬鹿は死ななくちゃ治らないという名言もあることだし、よその掲示板でごちゃごちゃ書いているならそれもまた良し、という感じです。わざわざ馬鹿のたまり場に頭を突っ込む気はさらさらありませんし、そういう馬鹿を治してあげる義理もありません(笑)。
Posted by buu* at 2010年09月05日 23:37
はじめまして。
興味深い記事ありがとうございました。
僕はLPSA原理主義ではありませんが、連盟に残った女流が嫌いという感情を持った人間ではあります。しかし、そういう人間から
見てLPSAの昨今の状況は疑問に思うとこはあります。

いろんな人がネットに色々書いているわけですが、ここで一番思うのは、北尾さんがLPSAを退会したことに対する悪感情が最大の膿になっているような気がします。
社長さんは、北尾さんが退会された原因を我々一般人よりはだいぶよく知っていらっしゃると思いますが、僕の受けた印象を言葉にすると「どうやら、理事だったはずの北尾さんが総会で暴れて飛び出したらしい。」という感じです。こういう印象を持っている人は当然、北尾さんに悪感情を持つでしょう。

法律素人の私からすると、この契約書の持っている拘束力は分かりませんが、LPSAは誠実な対応をしていないように感じます。

なんか、LPSAのからんでいる話って感情論が先に立って争点が分かっていないんじゃないか、と思うところが多いんですが、いかがでしょうか。
Posted by 水八 at 2010年09月06日 02:58
> 「どうやら、理事だったはずの北尾さんが総会で暴れて飛び出したらしい。」という感じです。

僕は直接見ていたわけではないので、あくまでも僕の見方で書きます。

総会で緊急動議を出してもめたというのは確かでしょう。しかし、ネットの中で良く書かれている「どうぶつしょうぎの利権」が引き金というのは完全に間違いです。彼女が協会を見限ったのは、お金の話ではなく、単純に協会の運営の現状が原因だと考えています。例えば、このコメント欄では商標のことに触れていますが、読めばわかるとおり、当初は彼女が利権を独占しようと思ってやったことではなく、協会がお金を出してくれないので、仕方なく彼女が負担しただけのことです。しかも、その権利は彼女が協会にいた限りでは協会に帰属していましたし、協会を出たあとも協会が利用することを妨げていません。そうでなければ、幻冬舎エデュケーションの製品は実現していないはずです。

彼女には、理事になって初めて見えてきたことがたくさんあったようです。そして、「これではまずい」と彼女なりに考えたのでしょう。ところが、理事会が機能しておらず、結果的に彼女の意見は協会の運営になかなか反映されなかったようです。

彼女がやりたかったのはひとことで言えば「将棋の普及」ですが、協会でそれがやりにくい以上、協会にいる意味はないと考えたわけです。

このあたりのストレスが、彼女の退会の直接の原因だと思っています。「こりゃ駄目だ」と思ったところですぐに行動に移したことはやや勇み足かな、と当時は感じましたが、今になってみると時間を無駄にしなかった分、良かったのではないかと思っています。

> 感情論が先に立って争点が分かっていないんじゃないか、と思うところが多いんですが、いかがでしょうか。

このあたりは本件とちょっと離れた話なのでノーコメントで。
Posted by buu* at 2010年09月06日 10:59
真摯な返信ありがとうございました。
噂じゃなくて事実が知りたいのですが、なかなか。
Posted by 水八 at 2010年09月07日 23:27
> 噂じゃなくて事実が知りたいのですが、なかなか。

差支えのない範囲では書くことができます。ただ、書くことによって女流棋士同士の仲が悪くなってしまうのは、それはそれで困りモノなわけです。また、必要以上にLPSAの評価を落としてしまうのも僕の本意ではありません。だから、僕も当事者として知っていることで、オープンにしていないことはあります。それはどこかのタイミングで表に出すかも知れないし、一生出さないかも知れません。

事実が全て表に出ることだけが正義でもないかな、と思う次第です。

#それでも僕は、かなり出す部類の人間ですが。
Posted by buu* at 2010年09月08日 19:41
はじめまして。
私はあるLPSAのイベントに協賛してから、LPSA女流棋士と親しくさせていただくようになった者です。
以下は北尾氏がLPSAを抜けた後で聞いた話です。
○代表理事は北尾氏がライブログ社とどうぶつしょうぎについて契約の話を進めていることは、報告があり知っていた
○北尾氏が辞めた後、ライブログ社からの連絡によって、実際に契約が結ばれていた事を知った
○契約書に押されている代表印は、北尾氏が代表に内緒で、代表印を管理している者に「代表の了解を取ってある」と嘘を言って押させた
○渉外理事がライブログ社に契約書を交わした覚えの無い旨を伝えに行くと、元木氏は契約書をバンと叩きつけて、「ちゃんと代表印の押された契約書があるだろう」と怒鳴りつけた

元木氏が善意の第三者であった場合は、法的に契約は有効なのかもしれませんが、北尾氏と共謀して契約書を作成したのだとしたら契約は認められるのでしょうか。
ライブログ社側の話は聞いていないので、どこまでが事実なのかは判断しかねますが、事実だとすると問題ではないのでしょうか。


Posted by LPSAサポーター at 2010年09月09日 16:00
アホらしいコメントなので晒しておくだけにしたら、2ちゃんで「返事がないと痛くない腹をさぐられる」とか書かれたので、念のため(笑)。

>以下は北尾氏がLPSAを抜けた後で聞いた話です。

はて、誰から聞いたのですか?

>北尾氏が代表に内緒で、代表印を管理している者に「代表の了解を取ってある」と嘘を言って押させた

このあたりは僕は確かめる術がありません。これが事実なら、LPSAは、北尾さんを告発すべきでしょう。

>○渉外理事がライブログ社に契約書を交わした覚えの無い旨を伝えに行くと、元木氏は契約書をバンと叩きつけて、「ちゃんと代表印の押された契約書があるだろう」と怒鳴りつけた

こんな事実は全く無いので、明らかに間違いです。渉外理事が弊社に来たことは一度もありません。来たことがあるのは、当時江戸川橋にあった打ち合わせスペースに、北尾さん、中倉(妹)さん、あと、松尾さんが来たか、どうか。他は誰も来たことがありません。契約書は打ち合わせの場に持っていくこともありません。そもそも、両者で一部ずつ保管しており、叩きつける必要もありません。

また、北尾さんが抜けた後のライブログとLPSAの打ち合わせは駒込で行われましたが、その時にも交渉にあたった石橋さんからはそんな話は一切ありませんでした。出席者は覚えている範囲で藤田さん、大庭さんがいましたし、大庭さんが議事録を取っていたので、LPSAには記録があるかも知れません。

>北尾氏と共謀して契約書を作成した

北尾さんと相談して作成しましたが、それは北尾さんがLPSAの窓口だったからで、当たり前です。当時、北尾さんは書面について弁護士さんと相談していました。ただ、それがどなたなのかは、僕は知りません。

>事実だとすると問題ではないのでしょうか。

事実ではないので、全く問題ではありません。
Posted by buu* at 2013年02月04日 22:14
ついでだから、僕の読み筋をこっそりと書いておく。

どうぶつしょうぎに僕たちが目をつけた時、どうぶつしょうぎは全く注目されていなかった。人気もない、マイナーなゲームだった。僕たちはそれを発掘し、そこそこの金額でワンデイのスポンサーになって、引き換えに、どうぶつしょうぎの電子化の権利を買ったわけ。

その時点では、LPSA自身もどうぶつしょうぎのポテンシャルには気がついていなかった。面白いと思っていたのは北尾さんと藤田さんだけ。LPSAのメンバーは、「なんだか良くわからないけれど、スポンサーがついてラッキー」と思った。

それで、ワンデイをやったら、どうぶつしょうぎがブレイクしちゃった。言っとくけど、これのネット中継をやったのも弊社ですよ(笑)。

それまで見向きもしなかったLPSAは、「こりゃ、お金になる」と思って、契約書を変更することを提案した。まぁ、こんなことでしょう(笑)、多分。
Posted by buu* at 2013年02月04日 22:38
>第5条 乙は甲の行う通信サービス事業にについて公式と認定し、
>ライセンスの使用を許可する。また甲の合意なく、他の第三者に
>対して同様の事業を新規に許可・委託するなど、本事業の妨げに
>なることを行わない。

契約書のうち、個人的には、上の条項が謎で加筆が必要と見ました。
その前段で、乙(LPSA)が元々持っている無体財産、
「通信サービス事業者」権の内容を、念のため定義すべきでした。

常識的に考えて、LPSAが元々持っている「通信サービス事業者」
能力は、存在しないと私は思います。

専用実施権条項は範囲を定義しないと、独占禁止法の灰色に抵触
しやすいため、通常、契約当事者は、契約条項に入れるとき、
ピリピリするものですが。
 LPSAが元々持っている「通信サービス事業者」権利の
内容が謎と、あなたが、LPSA専属の弁護士に、たかをくくられて、
御説明の通りの状況に陥った疑いがあるのではと、私は思います。

その契約書、あなたに不利益な所が無いのかどうか、そのとき
きちんと、弁護士さんに相談されてから、締結されましたか?
会社さん間の契約書としては、全体としてどことなく、短かすぎる
感じがしますが。(1DAYに1回寄付させられて、終わりの内容か?)
Posted by 長さん at 2013年02月07日 15:04
> 契約書のうち、個人的には、上の条項が謎で加筆が必要と見ました。

以下、略。

会社の契約に関することを、第三者の要望に対応してブログ上で説明することはありません。
Posted by buu* at 2013年02月07日 15:13
先日の日の出テレビの放送で、何者かが不正アクセスしたという発言があったかと記憶しているのですが、それは一番上のなかむら氏の質問と同じ件でしょうか?

放送の録画はどこかで見ることができますか?
Posted by 76歩 at 2013年02月07日 15:48
> 先日の日の出テレビの放送で、何者かが不正アクセスしたという発言があったかと記憶しているのですが、それは一番上のなかむら氏の質問と同じ件でしょうか?

いつもご視聴、ありがとうございます(^^

同じ件です。

ちなみに時系列を追った概要は、

1.どうぶつしょうぎのサイトをライブログが作成
2.デザイン変更がフレキシブルにできるように、LPSAにIDとPWを連絡
3.北尾氏がLPSAを離脱
4.LPSAがどうぶつしょうぎコンテンツを設置(契約違反?)
5.何者かが、ライブログ運営のどうぶつしょうぎのサイトを、ライブログに連絡することなく閉鎖、トップページに「新しいサイトはこちら」という旨を表記し、LPSAのどうぶつしょうぎコンテンツへリンク(不正アクセス(?))
6.ライブログの担当者が事態を把握、サイトを回復させるとともに、LPSAへ抗議
7.ライブログより、LPSA弁護士を通じて、サイトの無断閉鎖がLPSAの組織的行動だったのかを問い合わせ
8.LPSAの弁護士より、「LPSAは違法行為はやっていない」旨の文書が到着
9.藤田氏引退

ぐらいです。9のタイミングは7の前かも知れません。

> 放送の録画はどこかで見ることができますか?

こちらで閲覧可能です。
http://youtu.be/mLxBdcCaA0c

スポンサーについて、正しくは「マイナビ」なのに、毎日コミュニケーションズって間違えて喋っているので訂正を入れようと思っているのですが、まだ作業が間に合っていません。できるだけ、内密にお願いします(^^;
Posted by buu* at 2013年02月07日 16:12