2010年09月23日

神の玉

家が東本郷から鴨居になって、こぐまビルの中を通ることもめっきり減ってしまい、こぐまビルの中にあった鴨居飯店も、本屋もなくなっていたことにようやく気がついた。気がついたきっかけは、「自家製麺」という看板。中華料理屋と本屋がなくなって、ラーメン屋ができた。鴨居にはずっとまともなラーメン屋がない。さすがにそろそろ普通に食べることのできる店が欲しい。ということで、大変大きな期待を持って食べに行ってみたのだが・・・。

店の外からのぞくと、店内は客がひとりもいない。時間は19時過ぎ。大丈夫か、この店。入店して、券売機で食券を買って、席に座ると、テーブルにはゴミが残されている。お客さんが誰もいない店で、店員は3人いるのにこれはないんじゃないかなー。

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まぁ、店の姿勢とラーメンの味というのは必ずしもリンクするわけではないのだけれど、あくまでも「必ずしも」であって、かなりの確度でリンクする。だから、あんまり期待できないかな、と思いつつ、煮干ラーメンチャーシュートッピングを食べてみた。以下、評価。

名称:神の玉
種類:東京西部
場所:鴨居
評価:2/BCB
2010.9.24
コメント:スープはとんこつベースに和風だしを効かせた東京西部タイプ。ちょっと前に大流行した奴で、さすがに食べ飽きた感がある。ラードを加えているのか、非常に脂っぽく、スープを飲んでいるのか、脂を飲んでいるのか良くわからなくなってくる。とにかく脂が凄い。その脂に負けないようにとダシを強めにしているのかどうか、スープは凄く酸っぱい。魚系の酸味である。塩分はやや抑えめだと思うのだが、魚由来の酸味がとにかく前面にでていて、「これは、猫だったら喜ぶかもね!」という感じ。僕は人間なのであまり喜べない。

麺は中くらいの太さでほぼストレート。コシはあるけれど、スープの絡みは今一歩。というか、脂が凄すぎて、これでは麺に味が乗ってこないと思う。

チャーシューはほとんど味付けのない煮豚。肉質は標準的。トッピングしても悪くないかなぁ、とは思うけれど、こちらも脂が多いので、健康的にはやや疑問符がつく。

トータルで見ると、ありがちなラーメンを脂こってりで個性を出してみました、という感じ。ちょっと個性の出す方向を間違っちゃった感じ。

多分、もう行かない。

店名 つけ麺 煮干そば 神の玉
TEL 045-935-2278
住所 神奈川県横浜市緑区鴨居1丁目8-12 子熊ビル1階
営業時間 11:30〜23:00[日・祝] 11:30〜22:00

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