2010年12月11日

シュレック フォーエバー

f7c912b4.jpg試写会で2D吹替版を観てきました。

決してつまらなくはないです。が、どうなんだろう、退屈な映画。それは、内容がないから。「ついに最終章」とか、「さらばシュレック」とか、「さらばおときの国」とか、「最強の敵」とか、「最大の危機」とか、煽るだけ煽っているけれど、全然そんな内容じゃない。「これにて最終章」なのは、制作サイドがもうやりたくないってことだけでしょう。「最後の最後にシュレックが教えてくれる、本当に大切なもの」って、全然わかりません。すごく淡白かつありがちで先が見え見えのストーリーなので、そんな大げさな話じゃないです。「まさかまさかの感動と涙」というよりは、「あれだけ煽っておいて、まさかこれでオシマイ?」という感じ。「シリーズ最後の最高傑作」という触れ込みもどうなのかなぁ。

でもね、映像はすごく良かったと思います。非常に綺麗。技術的には素晴らしいと思う。色々書いたのはチラシの宣伝がいい加減だからであって、「今回も楽しい大冒険!」「見落としていた幸せって何?」「さぁ、みんなで遠い遠い国へでかけよう!」ぐらいだったら良かったと思う。風呂敷を広げすぎ。

期待しないで観に行けば、結構楽しめると思う。猫好きにもオススメ。でも、断言するけれど泣くような映画じゃないし、感動もしないと思う。「面白かったねー」っていう映画。あと、暗喩とか、海外の童話ネタが色々と散りばめられているので、日本人の子どもにはちょっと厳しいかも?

米国の子供たちには良いかも。でも、日本の子供にはフィットしないし、大人にはちょっと子供だましすぎる。少なくとも、第一作には遠く及ばないでき。技術以外のところでは、だけど。正直、穴に落ちるまでは眠気との戦いでした。

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