2011年02月09日

「マズいラーメン屋の見分け方をラーオタが暴露」という頭の悪い記事

たまにこういう頭の悪い記事があるとうきうきしちゃうね。

マズいラーメン屋の見分け方をラーオタが暴露

▼Aさん(34歳・雑誌編集者) 元コックで現在は経済誌編集という異色の経歴。出張が多いので地方のラーメン事情に詳しい。好きなラーメンは福岡の「住吉亭」

▼Bさん(33歳・メーカー営業) 慶応出身とあって、生粋のジロリアン(二郎好きのマニアの意)。一日3軒をはしごしたこともある。好きな二郎は二郎仙川店

▼Cさん(31歳・団体職員) ラーメン好きが高じて自宅でスープ作りから麺打ちまでこなす、ラーメンマニア。鶏ガラのスッキリ系醤油ラーメンを愛する


なんだ、こいつら。名前出せないならギャーギャー言うなっつうの。アホか。

さて、そのアホ達の意見を検証しましょう。

Aさん「やたらと食材についての能書きを書いた紙を貼ってる店は危険度が高いね」


いわゆる蘊蓄系に対する批判だけれど、こんなもん、一般論として語れるわけないだろ。大体、こいつら、利尻と羅臼の違いだってわかんないだろうに(笑)。蘊蓄系だってうまい店もあればまずい店もある。

Cさん「確かに『当店は利尻の昆布と青森の地鶏を~』とかさ、食材の産地見て食いたいと思うかっての。自信がないからそういうのを書くんだよね」


自信がないからじゃないよ。食べる奴らがわかんないから。利尻の昆布と羅臼の昆布なんて、食べてどっちなのか指摘できる奴がどれだけいるか、ということ。わかんないんだからどっちでも良いんだけど、中には判る奴もいるし、あと、情報を食いに来る奴もいる。客を選べないんだから、店としては色々なセーフティネットを張るのは当たり前。

Bさん「無化調(化学調味料不使用の意)を売りにしてる店もハズレが多いと……」


無化調がハズレが多いというのは一般論としては正しくない。無化調の店が薄味で旨みがないところが多い、というのはかなり正しい。では、旨みがなくて美味しいところがあるか、というと、これは微妙。食べる側の普段の食生活にもよっても受け取り方は変わってくる。

Bさん「結局、食べログなんかだと書いてる人は“善意の第三者”ですからね。イイことしか書かない。何度『マズい!』って書いてやろうと思ったことか」


食べログが参考にならないという点については同意。「マズい」って書かないこいつはヘタレ。

Aさん「なんとかチャンピオンとかって肩書のヤツが『今年は○○系ラーメンが流行る!』って書いたりしてんじゃん。あれもひどいのが多い」


書いている内容はそれほど間違っていないが、匿名で書くのは恥ずかしい。

Aさん「雑誌やテレビで取り上げられて騒がれる“賞味期限”って、だいたい長くて1か月弱。それが過ぎて並んでたら、ある程度は信頼できるかもね」


結局テレビの情報を参考にしている馬鹿発見。

Bさん「食べログとかは書いてる人たちはみんな“優しい”から、低評価が多い店は本当にマズいから、あてにはなるかもしんないですね。まぁ逆説的だけど(苦笑)」


この利用方法はある程度正しい。

結論。AとCは馬鹿。Bはそこそこだけどヘタレ。