2011年02月17日

リバネス問題に関してひどい対応の中小企業庁

昨日、夜中のうちにFAXしておいて、今日の昼過ぎに電話してみました。以下、おおよそのやりとり。

元木:今日、お伺いしようと思いますがいかがでしょうか。
中企:今日はちょっと都合が悪いので、調整して連絡します。
元木:明日ではいかがでしょうか。
中企:明日もちょっと都合が悪いので、調整して連絡します。
元木:明後日ではいかがでしょうか(土曜日だけどそんなのカンケーねー(笑))。
中企:調整して連絡しますので。
元木:では、調整して、いつまでに連絡をいただけますか?
中企:・・・・・・
元木:あのですね、前回も2週間、3週間と待たされて、イライラしているんですよ。いつまでに連絡をいただけるのか、明確にしていただけませんか。
中企:調整して連絡しますので。
元木:あのですね、そちらの主張は「コア企業に補助したのであって、リバネスにはだしていない」ということだと思うのですが、まず第一に、リバネスの社長は委託されたって言ってるんです。それから、それが嘘だとしても、資料にはリバネスの名前が載ってますよね。じゃぁ、もしそこに指定暴力団の名前が入っていたらどうするんですか?「コア企業に出しただけ」っていう理屈が通りますか?今回はそういう話なんですよ。
中企:調整して連絡させていただきます。
元木:何を調整するんですか。○○さん(現時点では一応名前は伏せておきます。公務員の名前はオープンにしても何の問題もないはずだけど)の暇なときで良いんです。○○さんだけ出席してくれれば良いんですから。
中企:調整して連絡させていただきます。


以上(笑)。まぁ、若干の違いはあるかも知れないし、他にももうちょっと突っ込んだところがあったけれど、とりあえずスルー。では、調整して連絡をいただけるのを待つことにしましょう。

ただ、じっと黙っているのも能がないですから、経産省大学課に連絡を入れてみようと思います。こちらはリバネスに対して色々と業務委託を出していることがわかっている。あと、産業人材政策室。こちらも業務委託をしている。ただ、こっちは局みたいなんですよね。

リバネスに対する経済産業省からの19年度以降の委託実績一覧
平成22年度産業技術人材育成支援事業(産技大学課)
平成22年度社会人講師活用型教育支援プロジェクト(産技大学課)
平成22年度早期工学人材育成事業(産技大学課)
平成21年度産業技術人材育成支援事業(産技大学課)
平成21年度社会人講師活用型教育支援プロジェクト(産技大学課)
平成21年度早期工学人材育成事業(産技大学課)
平成20年度社会人講師活用型教育支援プロジェクト(産技大学課)
平成20年度早期工学人材育成事業(産技大学課)
平成19年度理科実験教室プロジェクト(経産局産業人材政策室)

こんな感じでリバネスは国から委託を受けまくっているので。

僕がこの2ヶ月に調べた結果をまとめると下記の通り(ヒアリング先は霞が関の全省庁。回答結果を総合すると、リバネスは沖縄のコア企業が採択された補助事業の一部に参加しているものの、直接補助金を受けたわけでもなく、また、その案件においては一切の委託・受託関係は存在していないことが判明)。

リバネスは国からの委託を受けていないウコン、しじみ、味噌の健康食品を「国の委託」と称して販売し、それについて外部から指摘を受けたらその表示を削除したものの、何の謝罪もしなければ、訂正記事も流さず、引き続き販売を続けている。

この件については近々消費者センターにも相談の予定だけど、問題の現場は幸いにして経済産業省中小企業庁という、大学課のすぐそば(両方共別館)の部署なので、是非直接話を聞きに行ってもらいましょう。要は、「こんなウソツキで無責任な会社が委託先として適切なんですか?」という主旨。だって、中企庁の担当者は、僕が「効果効能のわからない健康食品を国の委託と称して販売するのは適切ですか?」と尋ねたら、「それはとんでもない話だ」って言ってたんだから。そして、僕はその通りだと思うし。「国の委託」とか嘘をついて、嘘がバレたらそれをなかったことにしようとして(でも、証拠はばっちり残されているけれど)、謝りもしなければ訂正もしないわけです。この発言が物凄く筋悪なのは、菊地誠さんっていう似非科学の専門家から「リバネスが健康食品を売るなんて微妙だな」と指摘されたときに社長自らが語った言葉だから。菊地さんの発言の真意は下記のとおりだと本人から言葉があったけれど、

本来、リバネスという会社は、こうやってややこしい状態になっている食品の分類について一般の生活者や子供たちに説明し、理解してもらい、賢い生活者となってもらうべく頑張ったり、あるいはウコンやシジミがどうして体にいいのか、科学的根拠を示してきちんと理解してもらうために頑張る会社だったはずなのに、いつの間にやらミイラ取りがミイラになっている、ということ
(書いたのは僕、それに対して、「そういう意味です」との返答があった)

要するに、「お前ら、何やってんだよ」って言われたことに対して、「いやいや、これは国の委託でやってるんですよ」と、自らの行為を正当化することに利用したってこと。言外に、「国からの委託なんだから、いかがわしいところなんてないんです」と、錦の御旗にしようとした。それで、そんな不誠実な会社に補助金や委託金って、とんでもない話でしょ?税金ですよ、そのお金。それで、そのお金で成長して、エビデンスの存在しない健康食品を「サイエンスにこだわったあれこれ」とか言って販売しているわけで。今年度分については委託は中止が妥当だし、過去の分も遡って、その妥当性について第三者によるきちんとした検討が必要だと思うわけです。

ということで、中小企業庁の次は、大学課さんに問い合わせのFAXを投げてみよう。中小企業庁はなんか良くわからないけどのらりくらりやっていてイマイチ信用できない。大学課はちょっと前まで仲良しが補佐やっていたし、話が通じやすいかも。これからFAXつくります。

#メールだと楽なんだけどね。メアドも知っているんだけど、名刺交換したわけじゃないから一応FAXにしておこう。

以下、関連エントリー
その1「どうしてこうなったんだろう?」
その2「リバネス批判」
その3「国からの委託・補助の状況(調査進行中)」
その4「博士号を利用したマーケティング」
中間報告:リバネスを中小企業庁が呼び出し、指導することが決定
食品関連のマーケティングで見かける科学者の専門性判定
中小企業庁への要望書(ファックス送信済み)
サイエンスにこだわるのをやめちゃった(笑)リバネスショップ
リバネスの健食の件について、ようやく中企庁経営支援部新事業促進課から返答があった
中小企業庁に対して、再質問

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この記事へのコメント
「とんでもない話だ」という問題意識はあるのに、それに対して迅速に対処しない中小企業庁っていったいどうなっているのだろう。
電話の内容も会話になってないし。
公務員リークスとかつくって、リバネスのような件の情報を集めて一つ一つ関係省庁を追及していったら、事業仕分けより効果がありそうな気がする。
Posted by tomo at 2011年02月17日 22:23
> 「とんでもない話だ」という問題意識はあるのに、それに対して迅速に対処しない中小企業庁っていったいどうなっているのだろう。

調べてみたらあまりにもずさんで「どうしよう」ってことかも知れません。

> 電話の内容も会話になってないし。

なんか、最近こういうの多いですよね。つい最近どこかで見たなー、と思ったらこれだった。

http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001102100003
http://mytown.asahi.com/saga/news.php?k_id=42000001102100002

> 公務員リークスとかつくって、リバネスのような件の情報を集めて一つ一つ関係省庁を追及していったら、事業仕分けより効果がありそうな気がする。

あぁ、なんか簡単に作れちゃいそうですね(笑)
Posted by buu* at 2011年02月17日 22:52
中小企業庁としては、審査の段階でウソツキ企業であることを見抜けず金をつけてしまったことを認めたくないから、こんな対応なんでしょうか。過去は過去として、厳格に追及する側にいてほしいものです。「錦の御旗ビジネス」ノーリスクでやれるもんならどこの中小企業も真似してしまいそうですよね。

当のリバネス側はリバネスショップを閉鎖するどころか新商品並べていましたね。
http://www.leaveanest.com/news/item_1896.html
その中の一文。
>大腸菌へKikGとKikGRを組換える。
学部生が突っ込まれるレベルの言葉の使い方です。
正しくは「大腸菌をKikGとKikGRで組換える」

専門外の分野でウソをつくだけでなく、専門ド真ん中のはずのバイオ系の言葉すらろくに書けない博士たちに科学教育を語ってほしくないものです。
Posted by ジン at 2011年02月23日 17:14
> 審査の段階でウソツキ企業であることを見抜けず金をつけてしまったことを認めたくないから、こんな対応なんでしょうか。

厳密には、審査の段階では普通の会社だったわけです。そのあと、変な商売を始めて、嘘をついて、訂正もしなければ謝りもしない。だから、採択したことについては別に責められるべきことはないと思っています。問題は事後処理ですね。

> 「錦の御旗ビジネス」ノーリスクでやれるもんならどこの中小企業も真似してしまいそうですよね。

全くです。ま、厳密には2/3補助ですから、ノーリスクではないんですが。これがオッケーならうちもやっちゃいますよ。「どうぶつしょうぎ、国からの委託です」って。

> 当のリバネス側はリバネスショップを閉鎖するどころか新商品並べていましたね。

ま、ちゃんとしたものを売るなら文句はないんですが、理研とか、健食と一緒に売られちゃって構わないんですかね?

> 専門外の分野でウソをつくだけでなく、専門ド真ん中のはずのバイオ系の言葉すらろくに書けない博士たちに科学教育を語ってほしくないものです。

リバネス関係者のツイッターを見ていると「ら抜き」とか、「てにをは」の間違いなんて日常茶飯事です(笑)。教養がない。
Posted by buu* at 2011年02月23日 21:51