2011年02月24日

ザ・タウン

town


犯罪映画としては、比較的ありきたりかも知れない。お決まりの仲間割れとか、お決まりのロマンス、お決まりのカーチェイス、お決まりの銃撃戦。なにか新しいものってあったかなぁ。うーーーん、舞台がボストン?へぇー、レッドソックスの町って、こんなところなんだぁ、と、そこは新鮮。

でも、別にツマラナイってことはない。いや、むしろ、なかなか面白い。なんでだろう。うーーーん、監督がこの町を好きなんだろうな、っていうことが伝わってくるからだろうか。あちこちに散りばめられる町の景色、風景描写が、「こんな町だけど、好きなんだよ」っていう感覚に溢れている。

犯罪者たちの性格描写はそこそこに行われているんだけれど、でも、4人組のうちしっかり描かれるのは二人だけ。その二人の葛藤を中心にしているのだから当たり前なのかも知れないけれど、4人でチーム、という割には他の二人の扱いがぞんざいで、おかげで主人公が「俺は・・・・・」みたいにあることを表明したときに、「そりゃぁないだろ」という感じがしてこない。これはちょっと致命的だったかな。でも、時間的に無理か・・・・でもそれならいっそのこと、2人組にしちゃう?うーーん、難しいですね。やはり2時間枠の限界なのかも。

ちょっと、それはおかしいだろ?みたいな設定もあるけれど、そこはじっと我慢。でも、やっぱりそのラストはどうなのよ、と思うなぁ。中途半端かついい加減な倫理観。邦画で「重力ピエロ」っていうのがあったけれど、あれと似た感じ。いや、クライムムービーを全否定するわけではないのだけれど(例えばゴッドファーザー、ゴッドファーザーPARTなどは傑作だと思う)、中途半端なのがいただけない。

セリフの伏線とか、小物による暗喩などにいくつか気がついたけれど、気が付かないだけで実はもっとたくさんあるのかも知れない。

主役よりそのパートナーの役者が存在感抜群。うわー、こいつ、なんなんだよ、と思ってしまう。生理的に嫌悪感を持ってしまう。町で会ったら、思わず避けてしまいそう。つまりは、凄く上手だったということなんだと思う。

エンドロールの最中にもメッセージがあるので、最後まで観たほうが良い。字幕松浦美奈。

評価、難しいですね。☆1つ半かな。

ところで以下余談。先日の「太平洋の奇跡」もお一人様(ひとりで観に行ったというのももちろんだけれど、他にお客さんがひとりもいない)だったんだけど、今回もひとり(笑)。なので、記念撮影。シネプレックス新座の8番。

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新宿のバルトとか、ピカデリーとか、いつも一杯なのになぁ、と思うんだけれど、要は、友達同士で映画を観に行く時に、「新座」じゃ、調整がつかないってことなんだろうね。「じゃぁ、新宿で!」ってことになっちゃう。映画館の場所って、すごく重要なんだろうな。一等地に座り心地の良い箱を作ってしまえば独り勝ち、みたいな。だから、ちょっと田舎のシネコンは独自性を出さなくちゃならない。シネプレックスにはイマイチそれが見当たらないからなぁ。でも、そんなに独自性の見当たらない大泉とかは結構入っている。あれは、町自体の背景人口の差なのかな。

頑張れ!シネプレックス!僕は応援しているよ。

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