2011年04月04日

えっと、サイエンス・コミュニケーター(笑)って、どこにいるの?

「サイエンス・コミュニケーター」とか、「サイエンス・コミュニケーション」なんていう言葉ができるずっと前(いや、いつできたのか知らないんだけれど)から専門家と生活者の橋渡しをしてきている僕からすると(1989年の就職活動の時、NHK、博報堂、三菱総研に対して「人海戦術で土方仕事をやる分子生物学の研究は僕がやりたいことではない。自分にしかできないことをやりたい。「バイオってなんだか怖い」という状況を変え、分子生物学という科学をきちんと社会に還元するためには、一般の人に分子生物学をきちんと理解してもらうことが必要」と表明したのが最初の活動)、「どこで何をやっているの?」という感じ。いなくなったんですかね?

今回の震災の初期の段階で「シーベルト」について僕が動画で説明したとき、トンペーの大隅さん(@sendaitribune)が

sendaitribune: すでに誰かがツイートしていると思うのだけど、総統閣下シリーズ「シーベルト」科学コミュニケーションという意味でも必見→ http://ow.ly/4i2tq 1:46pm, Mar 20


ってコメントしていたので、

@sendaitribune あら。知っている名前が僕の動画に言及している。でも、僕は「科学コミュニケーション」という言葉が嫌いなのよね(笑)


@sendaitribune 自分で言うのもなんだけどこういうのはセンスと教養の問題。それがない奴がいくら勉強したってできません。(ややまともな)科学コミュニケーションの奴らに見せたら、「俺達は研究だけじゃなくて科学コミュニケーションもできない」と絶望しますよ(笑)。毒入り失礼。


と返答したんだけれど、その後も、「ベクレルって何?」「放射線って何?」「半減期って何?」みたいな色々な「はてな?」について、きちんと説明しているサイエンス・コミュニケーターなるものにまだ出くわしていません(ちなみに僕がこういうのの解説をしたのは、ツイッターを見ていてそういう質問が散見されたから)。どこかでほそぼそとやっているんですかね?

汚染物質のシミュレーションをやっている研究者とか、先端の研究者達のほうがよっぽど頑張っているように見えるのだけれど。

やっぱり、「研究では落ちこぼれたから、コミュニケーションで」っていう使えない人たちのクラスターなのかな?それとも、どこかで、研究者や、全く関係のない分野の会社の社長である僕以上に、成果をあげているの?

昨日も、文系のど素人の人が「素人でもわかる放射線」っていうのが全然わかんねぇ、というので、資料を見てみたら、確かに難しい。ということで、ムダな情報を極力排除して、また、分かっておいた方が良い点だけは新しく情報を付加して、ど素人用に再構築したわけですが、

「素人でもわかる放射線」が素人には難しすぎるので

今、この瞬間に活躍できないようなサイエンス・コミュニケーター(笑)って、今後も社会からは必要とされないよね、と思う。

#ちなみに、被災地周辺では頑張っているサイエンス・コミュニケーターさんたちがいるのかも知れません。そういう方々は是非頑張っていただきたい。今は僕の目には見えませんけれど、いると信じております。

##やっぱ、あれですかね、気象何ちゃら学会と同じような感じで、「こういう非常時は、トーシローのいい加減な情報じゃなくて、専門家の情報を待ちましょう」って感じですか(笑)?

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