地震のどさくさに紛れて「国からの委託偽装」に関するお詫びの全文がサイトから削除されています。まぁ、お詫びの全文が画像化されている時点で怪しかったわけですが、ネガティブファクターは後に残さない、という意思が非常に強く感じられます。こういう会社は絶対に許してはいけません。ということで、まずは自主的にお詫びを復活させておきましょう。以下、画像で掲載されていた全文です。
お詫びと訂正
2010年12月初旬の弊社代表取締役のtwitterにおけるつぶやきの中で、誤った記述がございました。つきましては、ここにお詫びとともに訂正をさせていただきます。
Twitter中のつぶやきの中で、当社が連携企業として参画する「沖縄県産ウコンと日本各地の特産物を用いた加工食品の開発・製造・販売」について、「国の委託事業」であると表現をいたしましたが、正しくは、「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」(中小企業新事業活動促進法)に基づき認定された事業計画(認定事業)及びそれに伴う補助事業でした。
国から販売を「委託」されていると誤解を招く表現でありましたことを深くお詫び申し上げます。
本事業において開発している沖縄県産ウコンと国産しじみを使用した食品「ウコンとしじみ」等につきましては、現在、様々な場面でご試食いただき、また一部販売するなどして、多くの皆様にご利用いただきながらご意見を伺い、より良い商品づくりを目指しております。本事業による活動が、地域や産業の活性化の一助となれば幸いに思います。
参考URL:http://ukontoshijimi.com/renkei.html
なお、現在までに該当する商品をご購入いただきましたお客様につきましては、個別に対応をさせていただきます。
2011年2月28日 株式会社リバネス
本件に関する質問・ご意見等はこちらまで
info@leaveanest.com(担当:佐野)
この件に関しては、販売した全てのお客様にこの告知が行き渡るのが最低条件だし、現状では誰も責任を取っていないわけで、再発防止の対策も為されていない。こんな会社にまた補助金やら委託事業やらが渡ったら、税金の無駄遣いも良いところ。もちろん、経産省大学課、中小企業庁、文科省あたりの関係ありそうなところには僕から「こんなことをやった会社ですよ」と連絡を入れますし、過去については全て情報公開請求をかけますけどね。
この文書中では「現在までに該当する商品をご購入いただきましたお客様につきましては、個別に対応をさせていただきます。」と記載されていますが、僕が調査したところでは、購入者には何の連絡も来ていないそうです。サンプル数が少ないので「全く何もやっていない」とは断言できませんが。
考えてみれば、この動画が処女作だったっけ?
これがなければ、「東北地方太平洋沖地震二日目の状況」「買い占めするならカネ送れ」「「シーベルト」に関する総統閣下の見解」「東京に平常時の約2800倍のヨウ素132が降った?」「ベクレルとシーベルトの関係を解説します」・・・と続く一連のシリーズは生まれようもなかったわけで、ある意味で感慨深いですな。このときは動作とセリフの連動もあって、それなりに質が高い。
以下、関連エントリー
その1「どうしてこうなったんだろう?」
その2「リバネス批判」
その3「国からの委託・補助の状況(調査進行中)」
その4「博士号を利用したマーケティング」
中間報告:リバネスを中小企業庁が呼び出し、指導することが決定
食品関連のマーケティングで見かける科学者の専門性判定
中小企業庁への要望書(ファックス送信済み)
サイエンスにこだわるのをやめちゃった(笑)リバネスショップ
リバネスの健食の件について、ようやく中企庁経営支援部新事業促進課から返答があった
中小企業庁に対して、再質問
リバネス問題に関してひどい対応の中小企業庁
ウソツキ社長が経営するインチキベンチャーになめられっぱなしの中小企業庁
ようやく訂正とお詫びの記事を載せたリバネス。でも、総統閣下はお怒りのご様子です