昨日、料理の本をつらつらと見ていたら、カツオのだしを取るときに万能こし器を使うと良いと書いてある。そういやぁ、僕はいつもザルにキッチンタオルをろ紙がわりにして置いて、おたまですくってかつおぶしを取り除いている。この作業、何が面倒くさいかって、鍋がふたつ必要なことなんだよね。洗うのが面倒じゃん。ということで、なんか心をひかれた万能こし器。良し、本が売れたらこれを買おう、と心に決めた。
ところで、万能こし器って、どんなのだろう。何に使えるんだろう。何しろ万能だ。万能と言われてすぐに思い出すのは鉄腕アトム。さて、一体どんな姿形なのかと思い、わくわくしてぐーぐる様で画像検索してみた。こ、これか・・・・。
えっと・・・・これ、うちにあります。我が家では、味噌汁の味噌を溶くときにだけ使ってました。ごめんね、万能君。僕は君のこと、万能こし器じゃなくて、味噌っかすこし器だと思っていました。姿形から勝手に名前をつけてしまうのは(例えば西山参事官を「ヅラ」と名づけたりすること)良くないですね。本質を見失います。そうか、コイツは万能だったのか。今日から、かつおぶしでダシを取るときは味噌っかすこし器改め、万能君を使うことにしたいと思います。
それにしても、今まで味噌っかすをこすことにしか用途がないように見えていた万能くんが、突然何にでも使えるように見えてきました。アイデアも膨らみます。「これ、ホットケーキを作るときにこれで一度こしておけば、だまになっている粉がなくなるよね」とか。本当に先入観というものは恐ろしいものです。
そうか、全てのものが万能だと思えば、他にも用途が思いつくのか!
でも、ここでふと思い当たりました。結局、鍋はふたつ必要なんだな。