2011年05月05日

土下座という文化は良くわかんないけれど

福島第1原発 東電社長、怒りの浪江町民を前に土下座
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110504-00000017-maip-soci

僕は個人的には「土下座」に格段の意味があるとも思えないのだけれど、切腹とかと並んで日本的な了解事項がある行為なんだろうね。

土下座する方も、土下座させる方も、土下座に一定の価値を見いだしているんだろう(いや、僕が意味がわかんないと思うのは、土下座されてもあんまり心が安らかにならないというか、謝って済むなら謝っちゃうよね、ぐらいの感じということ)。それで、そういう文化の中で土下座するのもまた一つのコミュニケーション手段だとは思うのだけれど、土下座するなら言われる前にやっておけば良かったね、と思う。

でも、土下座しても放射能はちっとも少なくならないので、まずはきちんと情報公開してもらわないとねぇ。そっちの方でもリーダーシップを発揮して欲しい。

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この記事へのコメント
情報開示は大事ですよね。
海外では日本の食材を全面的に輸入禁止にしている国がありますが、やはり情報不足が原因でしょうし、この際、全国のあらゆる食材の放射能汚染のデ―タを開示してしまえば世界も分かってくれると思うのですが…調べると福島でも汚染されてない野菜もありますし。
福島の避難所の方々は自分で調べて情報を得る事をままならない現状なのかも知れません。それが何だか恐ろしいのですか…
Posted by あきこ at 2011年05月05日 11:05
> 海外では日本の食材を全面的に輸入禁止にしている国がありますが、やはり情報不足が原因でしょうし、この際、全国のあらゆる食材の放射能汚染のデ―タを開示してしまえば世界も分かってくれると思うのですが…調べると福島でも汚染されてない野菜もありますし。

サーベイのための手間とか、費用とか、機材とか、データの信頼性とか、色々と問題はあると思うのですが、そういう作業こそ公務員の仕事。粛々とやって欲しいものです。

数値を取ると明確に良い物、ダメな物が2分類されます。そうなったときに「ダメなものについて補償をどうするんだ」ということで腰が引けているんでしょう。低線量の放射線を被曝してもすぐに死ぬわけではないですし、健康被害を明確化するのは非常に難しい(特に個体ベースでの検出は不可能に近く、あくまでも統計データとしてしか見ることができない)という現実がありますから、それなら経済被害を最小限に抑えましょう、と考えるのも不思議ではありません。目に見えない健康被害よりも目に見える経済被害について対策しよう、と。

その結果、国民が被曝するわけですが。国民の健康リスクと経済被害をバーターして、経済を優先したということだと僕は認識しています。

> 福島の避難所の方々は自分で調べて情報を得る事をままならない現状なのかも知れません。それが何だか恐ろしいのですか…

とりあえず、子供だけでもさっさと避難すべきだと思います。
Posted by buu* at 2011年05月05日 11:32