2011年09月19日

日輪の遺産

nichirin


太平洋戦争末期、陸軍の中枢の密命を受けてマッカーサーの財産を隠す、という、これだけを読むと謎が謎を呼ぶサスペンスみたいだけど、どちらかと言えば恋愛ドラマのようでもあり、人情ドラマのようでもある謎の作品。

そろそろクライマックス、と思ったところから引っ張りまくるあたりはあしたのジョーのようでもあり、退屈。ただ、あしたのジョーは美術が酷かったけれど、この映画の美術は頑張っていた。ちゃっちいセット感がないのが良い。加えて、主要な4人の役者の熱演が光る。真面目顏でもにやけているように見えてしまう堺雅人はこの映画でも良い味を出していた。

いただけないのはこれみよがしに過去と現代を行ったり来たりする脚本。現代パートは全部不要でしょ。それで、真柴はどうなったのさ。誰が爺さんなのかのネタバレも早すぎでしょ。

良いネタ、良い役者をつぎ込んでおきながら、クソな脚本が全てを台無しにするという、邦画の黄金のパターン。これって、やっぱりあれですかね、戦争ものだけに、おじいさん、おばあさんの動員を図りたくて、八千草薫を出すために色々無理しちゃったって感じですか?色々良いシーンもあっただけに、なんとももったいない。

評価は☆半分。

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