2011年11月05日

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

railways


試写会で鑑賞。会場内は物凄く年齢層が高くてびっくり。真面目に、冗談じゃなく加齢臭がした。仕方ないけど。

さて、前作がイマイチだったので(下記参照)

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

本作も全く期待していなかったのだけれど、今回は普通に面白かった。余貴美子と小池栄子が上手なのは最初からわかっていたんだけど、他の役者も上手。このあたりの、役者の厚みは前作と同様。三浦友和も、「赤い疑惑」ですげぇ長いキスシーンを演じていたのはもう40年近くも前なのか。あのドラマで「コバルト60」って脳みそに刷り込まれたよね(笑)。加えて、ストーリーも普通に面白い。定年間近の旦那と、旦那の定年を待って自分の時間を持ちたいと考えた妻のすれ違いを描いている。脇役も結構細かく人物描写されていて、必要にして十分な感じ。

ただ、満点という感じでもない。90分まで良かったのに、仕上げの30分でずっこけた。まずは雷雨の中の電車のエピソード。そんな偶然、あるわけないじゃん、という感じでドッチラケ。あぁ、もったいない、もったいない。こういう脚本で映画をダメにしちゃう人って、いるよねぇ。もうひとつは最後の仕上げ。こんな展開、現実的じゃないよ。って、ネタバレになっちゃうから書けないけれど、こういうエンディングは、これまた脚本家さん、どうなの?僕が思うようなエンディングだとしても、きちんと良い作品になったと思うんだけれどねぇ。

細かいところだと、この間観た別の映画でもそうだったんだけど、口紅したまま寝るの、ちょっと普通じゃないよね。どうして映画の中の女優さんたちは寝起きでも口紅しているの?あと、定年までの勤務期間が35年から途中で42年に変わった気がするけれど、これは僕の気のせいかも知れない。

昔、仕事で泊まった宇奈月の延対寺荘が懐かしかった。50歳以上のおじさん、おばさんは楽しめると思う。評価は☆2つ。

ということで、ネタバレレビューは追記に書きます。本当に酷いネタバレする(しかも、ネタバレはこの映画だけじゃないかもよ)ので、覚悟がない人は見ちゃダメ、ゼッタイ。
ネタバレレビューへようこそ。

さて、容赦なくネタバレするけれど、ラストはハッピーエンド。でもさー、もしそんな甘っちょろい展開がありうるなら、日本の離婚率は今みたいに高くないよね。みんながそれぞれに自立しつつ、自分の生きがいを追求できる時代になったっていうのも、離婚率が高くなった要因の一つのはずで。そのあたりをきちんと受け止めたラストになったら、ずっと質が高い映画になったと思う。凄く残念。たくさんの不幸の中に、ちょっとした幸せを見つけるのが現実世界で、だからこそ、そういうのが輝くんだと思うし、映画でもそういうコントラストを描くべきだったと思う。「水曜日のエミリア」みたいに。って、こう書くとエミリアのネタバレにもなるんだよね。

大体、モトサヤになったんなら写真撮ったり電車運転したりしている場合じゃないだろ。三浦友和は家事をやれよ。

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