2011年11月14日

14歳

14歳 [DVD]

14歳の時のトラブルを抱えた大人が、14歳の子供との新たなトラブルに直面することによって、過去のトラブルを再認識する、というストーリー。

BGMをほとんど使っておらず、物凄く静かな作品である。また、ハンディカメラを使ったり、色々と演出上の細かい挑戦をしているところも感じられる。ただ、そういったひとつひとつが相乗効果をあげているかといえばそうとも言えず、若い監督が色々と試してみたいこと、自分の引き出しにあるものを片っ端から詰め込みました、という映画になっていると思う。良く言えば荒削り。悪く言えばまとまりがない。

脚本も、演出も、色々と難があるなぁ、という感じで、人によってはこういう映画を高く評価するのかも知れないけれど、エンターテイメントとしてはまだ一定の水準に達していないように感じる。同じ監督が10年後にこの作品を自分でリメイクしたらどうなるのかな、と思う。もちろん、10年後には失われてしまい、もう取り戻すことができない何かもあるんだと思うのだけれど、その「何か」よりも、これからの10年で監督が身につけるであろう別の「何か」の方が、価値があるんじゃないかな、と感じる。

あと、「また香川照之か!」と思う(笑)。物凄く器用な役者さんだし、何をやっても存在感があることは間違いがない。だけど、ちょっと出すぎな感じもする。別に良いんだけど。

評価は☆1つ。

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