2011年11月23日

損保ジャパンというウンコ会社

僕が乗っていた車が自損事故を起こして、救急車で運ばれる事態になったのは既報の通り。この事故の事後処理で僕に電話をしてきている損保ジャパンという会社がウンコ過ぎて困る。

今回の事故で僕個人に発生した損害はおおよそ次のようなものだ。

1.旅行が台無しになった
2.怪我をした
3.2を原因として会社を休まざるを得なくなった
4.2を原因として日常生活に大きな支障がでている

このうち、直接的に金銭上の損害が出たのは2の治療費と3である。2については僕は一切お金を払っていないので構わないが、1、3、4についてはどうしてくれるのだ、という話である。1についてはある程度目をつぶるが、3は生活がかかっているのだから目をつぶるような話ではないし、4も、トイレにも苦労するような有様なのである。また、僕はこの事故で唯一頭部をシートにぶつけて頚椎を捻挫している人間で、すでに昨日から原因不明の頭痛に悩まされている。今後、どういう後遺症がでるのかもわからない。

そんな状態において、損保ジャパンの対応は、「全治8週間の人がいて、このままだと運転手へのペナルティが大きくなるので、人身事故ではなく物損事故で済ませる」「元木さんは役員なので、休業についての補償はできない」「今回の旅行などについての慰謝料的な支払いはできない」というものだ。要すれば、「保険加入者への便宜は図りますが、被害者の方への便宜は一切図りません。支払うのは当面の医療費だけです」ということである。挙句、「私どもは◯◯さん(運転者)の代わりに処理をしているだけですので」と、暗に「運転者が困ることになっても良いのか」とにおわせたり(損保ジャパンがあくまでも逃げを打つなら、その結果運転者が困ったことになろうとそれは仕方がない。損保ジャパンが無能であるとばっちりを僕が食うのはまっぴらごめんである)、「私達も裁判は慣れていますので」と高圧的な態度に出たり(口調だけは丁寧だが、要約すればこういうこと)する始末である。会社役員だと休業分の補償がないってどういう理屈だよ、まったく。社長は昼寝しているとでも思ってんのか。こっちは逆に、ほとんど休みなしで働いてんだ。孫正義社長を轢いて重症を負わせたとして、「こちらに非があるのは認めますが、孫さんは社長ですので、補償はできません」で通用するの?

そもそも、僕はたまたま事故を起こした車の後部座席に乗っていただけで、完全な被害者である。運転手を信用したという瑕疵は存在するが、それを大きな瑕疵というのなら電車にも飛行機にも乗ることができない。事故で発生した不都合については基本的に何らかの補償があってしかるべきで、その交渉にあたって窓口になるのが保険屋の仕事ではないのか。彼らは保険加入者の代理である以上、運転者と同じような対応をやるのが当たり前のはずだ。

例えば僕が運転者で事故を起こしたとする。何をするかって、治療費は当然払うし、それ以前にお見舞いに行くし、事故によって仕事ができなくなるなら、その補償もするだろう。ところが損保ジャパンは事務的に治療費を支払うだけで、被害者に対しては他の何も行う気がないらしい。僕はこんなクソ会社に協力するのは嫌だ。ということで、これから色々と書類を提出してくれと言ってきているが、全部無視してやろうと思う。

ことを荒立てるのが損保ジャパンの業務というのなら上等。僕は運転者、警察、病院とだけ話をする。「怪我の程度が酷いので診断書は警察に出さないでください」というのも意味不明だ。損保ジャパンはもしかして物損事故扱いにして人身事故などなかったことにするつもりかも知れないけれど、このブログで全部実況中継しているんだからな。すでに4,000人以上が見ているんだ。全部が全部こういう担当者ということもないのだろうが、僕は保険に入るときも損保ジャパンにだけは加入しないと心に強く誓った。というか、不幸にして今入っている任意保険が損保ジャパンなので、もうサヨウナラ、だ。代理店の人には何の不満もないけれど、こんな対応をする会社には万が一のとき、対応を任せることができない。被害者のことを第一に考えない会社の保険に加入する意味など、ない。

#大体、事故の車に乗っていたのは僕以外は全員還暦すぎの高齢者たち。事故の直後から警察、消防への連絡はもちろん、現場での安全確保とか、指示出しとか、色々やったのもほとんど全部僕一人という状況(車の移動だけは運転手)。フラフラの状態で色々対応した人間(とはいえ、誰でも同じ状況なら同じ事をやったと思うけど)に対して失礼極まりないよ。

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