2011年11月23日

コンテイジョン

contagion


原因不明の感染病が発生してからの数カ月を描いた映画。大スターがちょこっと出てきてはすぐに死ぬ、というのを繰り返していくあたりは三谷幸喜監督の「俺って、こんな人たちと友達なんだよ、凄いでしょ」ノリの映画にちょっと似ている。

スピーディに展開していくところが飽きさせないし、3.11における首都圏の混乱っぷりを実際に見ている日本人からは「銃社会で東京と同じことが起きたら、こうなっちゃうかもね」という共感も得やすいはず。インチキブロガーが危機を煽って混乱に拍車をかけるあたりも風刺が効いていて良い。身内に情報をリークしてその安全を確保しようとするのも、秘密のはずの情報が漏れてしまって社会問題化してしまうのも、さもありなん、という感じ。どれもこれもがいかにもありそうなことで、まるでドキュメンタリー映画のよう。

ただ、病気が発生する前の描写が少ないので、登場人物たちの性格描写が物凄く不足している。おかげで感情移入もできず、あ、また死んだ、という乾いた印象を受けてしまう。

僕はバイオテクノロジー専門ということもあって、恐怖感もないし、まぁこんなもんだ、タイトな作りの映画だなぁ、ぐらいの感想しか持たないのだけれど、専門外の人(世の中の大多数は専門外だろうけれど)が観たら、もうちょっと怖く感じるのかも知れない。全然関係ないけどサルが可愛い。

ところで、この映画、観ている最中に「あ、これ、字幕は松浦さんだな」と思ったら、やっぱり松浦美奈さんの字幕だった。

評価は☆1つ半。普通に面白い。でも、DVDでも良いかな。

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接触感染という恐怖【笑う学生の生活】at 2011年11月26日 18:34