2011年12月04日

パックイン・ジャーナルの酷い内容

ツイッターで話題になっていた動画を見てみた。酷すぎて全く観る必要がない動画だけど、念のため貼っておく。

愛川欽也 パックイン・ジャーナル 20111203 2/8



もう、内容が滅茶苦茶。こういうのを偏向報道っていうんだよ。全編酷いけど、明確に反論できる部分だけ取り出してみる。

まず、3:00付近。

愛川:ダイズなんて言うのは日本人は納豆とか豆腐とかで食べてきているけれど、現実的に何か問題が起きた事例はあるんですか?
安田:食べた物が原因で症状が起きたという因果関係を調べるのは非常に難しい。


→そんなの、ないんじゃないか(笑)?

安田:一つアメリカで起きたのは、組み換えトウモロコシのスターリンクで、アレルギーの可能性があるので家畜用に、と認められたものだったのに、タコスに混入して、アレルギーを起こして病院に運ばれる事態になった。


→その後の調査をもとに、2001年に米国健康福祉省が「アレルギーとの直接的な因果関係はない」と発表。一体いつの話をしてるんだ、このおばさんは。ない話をむりやり引っ張り出すから、こうやってもう決着が付いている話を出さなくちゃならなくなる。

安田:体への因果関係の証明はできない。動物実験の結果から推測するしかない。


→動物実験でも良いんだが、現在科学的に認められている論文は見当たらないんですが。ことごとく反論されていて。

愛川:モンサントは動物実験を妨害しているのか。
安田:開発には資金を出すが、安全性には圧力をかけている。


→そんな話、あるのか(^^;?まぁ、あるのかも知れないけど、なんか、「友達の友達に聞いたんだけど」系の話だよね。

その後も、「ロシアの研究者を連れてきて発表させたら凄いバッシングを受けた」って、反論されるのは科学だから仕方ないでしょ。遺伝子組み換え村があるのかどうかは知らないけれど、普通に分子生物学を勉強していたら「遺伝子組み換え食品で不妊になった」とか、「世代を超えて安全を検証する必要がある」とか言われても「???」ってことになるよ(笑)。ラットとかの動物実験は当然実施されているし。

っていうか、完全に電波だよな、この人(笑)。

感情の問題として「食べたくない」というのは全く問題なく尊重されるべきだと思うけれど、科学を装うのはやめて欲しい。

挙句、遺伝子組み換えが生産者にメリットがないって断言しているんだけど(11:55)、そんな馬鹿な事があるかっていうの(笑)。

例えば今月から日本にも輸入されるようになったパパイヤは、ウイルス病がハワイで流行して、パパイヤ農家が壊滅しそうになった。それを救ったのが遺伝子組み換えパパイヤで、だからこそ、今のハワイのパパイヤの半分以上が遺伝子組み換えになっている。ベトナム戦争で利用された枯葉剤の一部をモンサントが製造していたのは事実だけど、それはダイオキシン系の薬剤。今、除草剤として利用されているラウンドアップ(グリホサート)とは全然別のもの。ラウンドアップは4世代にわたるラットの動物実験で安全性が確認されている。

でも、ツイッターとかで騒いでいる人たちは反対することが目的化しているので、こういう客観的な事実はことごとく無視するんだよね(笑)。反対することに都合の良い話にだけ言及して、都合の悪い話はなかったことにする。安田さんがそういう人だから、その取り巻きも似たようなことになっちゃうんだけど。

繰り返しだけど、感情的に「いや」というのは尊重されるべきだし、選択の材料として表示はきちんとされるべき。だけど、科学なのか、感情なのかはきちんと整理してくれないとねぇ。

この動画のどこがどう酷いのか、これ一冊で丸わかり。発売直後からamazonでも売り切れが続いていましたが、ようやく入手可能になりました!何はともあれ、これで基礎的な知識を仕入れてくださいっ!!↓



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