2011年12月17日

天皇杯 松本山雅戦 スタメン

4−1−3−2じゃなくて、4−2−2−2みたいですね。

marinos111217


テレビ観戦の感想を追記。

前半の前半は山雅のプレスが機能していて、攻守の切り替えが激しい面白いゲームだった。ぱっとみて分かるのはピッチの状況が悪いということで、球のスピードも遅いし、選手の走るスピードも遅い。足元が結構悪い様子だったので、この調子でプレスをかけていて山雅はどこまで持つんだろう、と思っていた。後半の途中でガス欠になるだろうな、と思っていたら、ガス欠は予想以上に早くて、前半の後半にはもうかなり怪しい状態になっていた。

相手のプレスがかからなくなると、存在感を増すのが小野である。難しい場所からでも、時間さえあればピンポイントで狙ったところへ蹴ることができる。おかげで、立て続けに技巧的なゴールを決め、瞬く間にハットトリックを達成してしまった。それでも攻勢を緩めず、4点目を奪ったのは見事だったと思う。

相手はJFLなので、勝って当たり前の試合ではある。しかし、カレン・ロバートのいた市船(高校チーム、しかも試合途中で市船は退場者まで出していた)にホーム三ツ沢でPK戦まで追い詰められたりするような、格下相手にポロポロ取りこぼすのがマリノスというチーム。そのチームがしっかりと4−0で完封勝ちをしたのは大きい。

ところで、松本山雅にはマリノスOBもたくさんいるし、マツのことがあって、サポーター同士も目に見えない結びつきのようなものがあるようだ。これから何度も試合をすることになるかも知れないし、ぜひそうなって欲しい相手でもある。2つのチームを結びつけたマツがいないのは本当に残念だけれど、彼のことを忘れず、このカードを特別なものとして、将来にわたって大事にしていきたいと思う。何よりも、マツがそれを一番楽しみにしているはずだ。

マリノス以上に、松本山雅のこれからの道のりは厳しいものだと思うけれど、それほど遠くない将来、一回り強くなった松本山雅との対戦があることを待ちたいと思う。

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