2012年03月07日

スキーの回転(スラローム)で目が追いつかなかった件

昨日の夜、全身の筋トレをして、5キロのランニングを終えてから知人に電話をした。その知人は毎週水曜日にスキーのトレーニングをしている。明日もやっているかなー、と思って電話を入れたのだが、「明日試合。元木さんも出て」と言われてしまった。場所は軽井沢プリンス。水曜日はいくつか用事があるけれど、早朝と夜に回せばあけられないこともない。ということで、早起きして、スキーの大会へ。

と、書いてしまうと非常に簡単だし、実際、行くだけなら造作も無いことなんだけれど、問題は、僕がかつてないほどに競技スキーから遠ざかっているということだ。もう2年、ポールに入っていないし、大回転の板は履いてすらいない。それで、今日一日で大回転と回転2本である。おまけに前日、全く翌日のことを考えずにみっちりトレーニングしてしまった。

さらに、大会に出ることなど全く想定していなかったので、板のチューンナップなど全くやっていないし、それ以前に、ベースのワックスすら塗ってないのである。

さて、どうなることやら、と思いつつ、軽井沢へ向かったわけである。

軽井沢は朝でも1度もあって、この季節としては非常に暖かい。これ、ワックス勝負、ということ。まぁ、こちとら、2年もやってないんだから、成績が悪くても仕方ない。むしろ、試合勘を取り戻す練習程度に思って、スタート台に立った。最初は大回転。

が、これが、意外と悪くない。確かに板は滑らないけれど、体の動きは悪くないし、ラインも外さない。結局、53人参加の試合で、53番スタートで14位。ほほう。意外と行けるものだ。

続いて、午後は回転。食事も取らずに回転2本で勝負するというのだから凄い。さすがは社会人大会。その一本目。2年前はせいぜい1秒ぐらいしか離されなかった人に4秒近く負けて、52番スタート(参加者52人)で12位。しかし、上4人ぐらいはコンマ差なので、それほど大きな差でもない。相変わらず板の滑りはイマイチだが、それも気にならない。

ということで、最後の、回転2本目。普通に滑れば10位以内は固い状態だったのだが、今回の状況で守りに入っても仕方がない。行けるところまで行け、ということでそこそこに攻めたら、ゴール前の超緩斜面でストレートに入りきれず、旗門不通過で失格。

問題は、この旗門不通過の原因である。正直「うわーーー、こりゃぁだめだーーー」って感じでの不通過だったのだが、こんな経験は競技人生で記憶にない。確かに、今日のセットはインターバルが長めで、スピードセットだった。にも関わらず、ストレート、ヘアピンのブラインドゲートはかなり狭く(といっても、正確にルールの範囲内だが)、ストレート系で忙しくなるのが必然だった。加えて2本目は1本目よりバーン状況が良く、夕方になって気温が下がり、バーンがしまっていたこともある。要は、一本目よりもスピードが出る状況だったのは間違いがない。実際、不通過のままその後もポールに入って(これ、マナー違反だけど、もう4旗門ぐらいしかなくてどうしようもなかった)ゴールを切ると、一本目よりも1秒ぐらい速かった。それにしても、「むむむ」という感じである。

すぐに思いつく原因は、前日のトレーニングの疲れから、素早い反応ができなかったということ。これも多分あると思う。だけど、それ以上にありそうなのが、動体視力の衰えである。あーーー、2年もやらないと、やっぱりポールが見えなくなっちゃうんだなぁ、と感じた。これを取り戻すには、やはりスラロームのポールにどんどん入るしかない。でも、もう3月も中旬になりつつあるんだよね。来年かなぁ。

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