2012年03月12日

地震から一年ということで

地震や原発に関するニュースは、国内だけ読んでいるとバイアスがかかりすぎて何が何だかさっぱりわからなくなるので、海外の記事を読むに限る。

Japan Tsunami: Country Marks One-Year Anniversary Of Disaster
http://www.huffingtonpost.com/2012/03/10/japan-tsunami-country-marks-one-year-anniversary_n_1337264.html

一方で、バイアスがかかっていそうな毎日新聞。

<日本産食品>輸入規制緩まず…「風評被害」長期戦に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120312-00000005-mai-bus_all

相変わらず「風評被害」とか言っているところがどうなのか。ちょっとでも放射性物質が振りかけられていたら買いたくないんだよ。だって、振りかけられていないものが他にあるんだもん。別に、日本産を買う必要なんてないんだもん。それがなければ死んじゃう、とかならともかく。「日本産」というのはブランドだったわけで、ブランドとは、言葉を変えれば「風評利得」。そして、その価値が毀損した。売れなくなって当たり前だよね。こんなことがまだわからないのかね、政府の偉い人達は。

さて、地震から一年ということで、あわせて原発に関する個人的認識と結論を書いておく。

1.原発の安全性は100%ではなかった
2.原発からの放射性物質は思ったよりも遠くまで飛ぶ
3.今回の事故は、たまたま大惨事にはならなかったが、その可能性はあった
4.地震の被害と原発の被害が複合した場合、復旧・復興の大きな足かせとなる
5.国土が狭い日本において、今回以上の大事故が起きてしまうと、国家の土台が失われかねない
6.原発事故は、日本の科学力を以てしてもその可能性を0にはできない
7.日本から原発をなくしていく方向に動かざるを得ない


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