2012年03月17日

The IRON LADY(邦題:マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙)

ironlady


原題は「THE IRON LADY」なのに、それが「鉄の女の“涙”」になってしまうあたりがまずいただけない。

内容は、マーガレット・サッチャーの伝記と言うよりは、ボケ老人を描いたもの。別にサッチャーじゃなくても、レーガンでも同じようなものが作れると思う。

メリル・ストリープの演技は楽しめるけれど、内容は退屈である。なぜなら、ボケ老人パートが長すぎる脚本だから。逆に、政治家パートはあっさりしすぎである。ボケ老人パートと政治家パートを、2:8ぐらいにしたらずっと良かったと思うのだが、冒頭の導入部だけかと思ったボケ老人パートが最後までメインパートだったのには悪い意味で驚かされた。

時間が割けないことによって、政治パートは上っ面だけを散漫に記述するだけとなってしまい、素材を無駄にした印象が強い。この内容では、女優賞以外では各種映画賞にそっぽを向かれてしまっても仕方がない。

この映画を観て満足する人は単にメリルのファンというだけだろう。かくいう僕自身、メリルのファンだが、彼女の代表作の一つとはとても言えないと思う。

なお、この映画については下記の動画(USTREAM)で言及したのでご参考まで。

映画のコーナーは32分頃から始まります。



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