2012年05月04日

テルマエ・ロマエ

世の中には「クソ映画」というものがある。突っ込みどころが満載の酷い映画のことだ。ただ、クソ映画にはクソ映画なりの楽しみ方というものがある。たとえば、この宇宙戦艦ヤマトの感想などが参考になると思うのだが、

http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51099705.html

この感想は非常に多くの映画ファンに高く評価され、「逆に観に行きたくなった」という人もたくさん現れた。酷い映画だとしても、それなりの楽しみ方があるのがクソ映画で、他にはアマルフィとか、アンフェアなどがそれに該当する。

こうしたクソ映画とは別に、何の突っ込みどころもない、観る価値を全く見いだせない映画も存在する。ヴィッキー・チャオの「夜の上海」とか、竹中直人の「山形スクリーム」などが該当する。こうした映画に行き当たると、「一体どんなレビューを書いたら良いんだろう」と頭を悩ませることになる。ただただダメなところを列挙するだけでもクソ映画を褒める(?)ことはできるのだが、ダメ映画にはそれがない。そういう映画が、一年に1、2本はどうしても存在してしまう。

このテロマエ・ロマエは、まさにそういうタイプのダメ映画だ。どこがダメって、全部ダメなので、レビューの書きようがない。頑張ってひとつ挙げるなら、脚本が地獄的に酷い。ローマ人が日本語を喋り、タイムスリップするとラテン語を喋る。日本人が過去のローマにタイムスリップすると、みんなで日本語で喋る。これだけで、設定が滅茶苦茶である。そのあたりの整合性というものを全く考えないのだろう。ただの馬鹿だと思うのだが、この脚本を書いたのは武藤将吾である。

この映画は、観るだけ時間の無駄である。コメディのつもりなのかもしれないけれど、ほとんど笑えない。後半はただただ苦痛で、「一体あと何分あるんだろう」と時計を見たらあと45分もあって絶望した。挙句、何のひねりもないラストで「うへぇ」という感じだ。他にもっとましな映画がある(例えば宇宙兄弟の方がずっとマシ)ので、観ないことをお薦めする。どうしても観たければ、DVDになってからレンタルで観れば良い。

評価は☆ゼロ。今年のワースト映画候補レースのトップに踊りでた感じ。

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この記事へのコメント
はじめましてarakaguと申します。

あなたが仰るような酷い映画ではないように思えました。
エンドロールが終わるまで立ち上がる観客はいませんでしたねぇ。
いいんじゃないでしょうかバイリンガルと言う事でローマ人の日本語。
あなたが高評価されたちょんまげプリンよりは良い出来だと思えましたが。
映画レビューなど好みですからいいのですが。。。キムタクヤマトと同じ様な扱い(それ以下か)は無いような気がします。
グラントリノのレビューなどは非常に共感しました。
やはり好みでしょうなぁ。。。失礼いたしました。
Posted by arakabu at 2012年06月01日 17:58
> あなたが仰るような酷い映画ではないように思えました。

そうですか?

どこの誰だかもわからない人の感想には興味がありません。
Posted by buu* at 2012年06月02日 00:17