2012年05月28日

Taxpayer's Day 2012(納税者の日)in Japan

昨日、市ヶ谷であった「納税者の日」(日本税制改革協議会・公会計研究所・東京茶会共催)というイベントに行ってみた。納税者の日とは、「今日までが税金のために働いていた日」という日付で、所得に対する税金が25%なら3月末日、50%なら6月末日、全部税金なら12月末日が「納税者の日」になる。要すれば、365日を税率によって比例配分し、その最後の日付ということだ。今年の日本は、5月26日が「納税者の日」だったらしい。所得のほぼ12分の5が税金ということ。

僕は小さい政府論者なので、この日付ができるだけ早くなって欲しいのだけれど、残念ながら今年は去年に比較して数日後ろ倒しになったらしい。

日本人って、おとなしく税金を払い過ぎてない?その多くは公務員の給料になるわけですが、公務員って優秀な人もいれば無能な人もいて、その、無能な人の分を払うのって、嫌じゃない?他にも、補助金としてあちこちにばら撒かれるわけだけど、すげぇ困っている中小企業にばら撒かれるならともかく、大企業や、「ベンチャー」の立派な看板を立てている似非ベンチャーにばら撒かれるのは腹が立ちませんか?少なくとも、僕は日立やリバネスにばら撒かれるのは腹が立つし、それなら税金払いたくないんですが・・・。

いくつかのプレゼンがあって、その中には不適切なものも含まれていたけれど(たとえば「消費税率をアップさせてから日本人の自殺数が増加した」というプレゼンは、相関はあるかも知れないけれど、因果関係は全く不明で、それをあたかも因果関係があるように見せる手法は既存のマスコミの最も得意とするところであり、僕の「総統閣下はお怒りです」でぶった切ったところでもあります)、総論としては同意できるな、という感じ。3.11以後、社会が行政不信になったはずなのに、税金の使い道については相変わらず無頓着で、それはどうなのかなぁ、と思っている僕は、ちゃんとした使い方ができないんだから、そもそもその金額を減らせよ、と思うのです。やっぱり、納税者の日は、3月末ぐらいになって欲しいものです。

正直なところ、僕はあまり政治に興味がありません。なぜなら、政治では日本を変えられないと思っているからです。民主政治の枠組みでは、常に少数派である若者は絶対に幸せになることができないというのが僕の考え方で、かつ、今の政治的対立軸は憲法改正でもなければ沖縄の米軍基地問題でもなく、世代間格差(年金問題などが代表例)だと思っています。最大のテーマが世代間格差の解消なのに、少子化が長く続いた現代では、それを民主的に解決することができません。どうせ何をやっても解決できないなら、既存の枠組みとは違うものを自分たちで作ってしまえ、つまり、自分たちの会社で、好きなようにやろう、と思っています。「だから、行政は邪魔だけはすんな」と。でも、変えられると思っている人には、引き続き頑張っていただきたい。

日本版ティーパーティー(東京茶会)

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この記事へのコメント
実際の納税比率を見たら、三月末までも払ってないんじゃないの?
Posted by jun at 2012年05月28日 16:46
> 実際の納税比率を見たら、三月末までも払ってないんじゃないの?

さあ?
Posted by buu* at 2012年05月29日 09:30