2012年07月05日

伊吹

ここもずっと宿題だったお店。車で行くのがなかなか面倒な場所で、近くにある100円パーキングが一杯だったり、スープ切れだったり、ずっと縁がなかったんだけれど、ようやく食べることができた。以下、評価。

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名称:伊吹
種類:東京西部
場所:大泉学園
評価:9/AAB
2012.7.4
コメント:麺は細めのストレート。デフォルトでしっかりとコシがあるし、スープの絡みも非常に良い。良品。

スープは豚骨ベースの醤油味で和風だしを強めに効かせた東京西部タイプ。非常に荒削りで、良くいえば力強い、悪くいえば素人臭いもの。ここをどう評価するかがこの店の評価の別れるポイントだと思うが、僕はポジティブにとりたい。ただ、一つ残念なのは、食べているときではなく、食後感。店を出る位のタイミングで、口の中に苦味が残るのである。このマイナスをどう評価するべきか、非常に迷う。しかし、食べている最中には苦味は感じなかったし、すぐにガムでも食べれば問題なく解消する類のもの。ここは減点せずにおく。

チャーシューは普通に美味しいけれど、ちょっと甘みのある味付けは、僕の好みではない。あと、脂が多いのも僕の好みではない。ただ、これらがスープの味を乱すようなことはなかった。

家でラーメンを作る人が「そこら辺のラーメン屋よりよっぽど美味い」と言っているのを時々耳にするけれど、それは当たり前。店は、採算に乗せつつ、安定した味を提供するからこそ、プロなのだ。しかし、この店は「安定」という要素を外してしまった。毎日ブログにその日の煮干しのだしの具合を掲載しているのである。なるほど、インターネット時代ならではの手法である。こんな業態を思いついて、それを実行しているこのお店に拍手を送りたい。他にも「煮干しが苦手な方はご遠慮ください」とか、「近所のローソンの駐車場には駐車しないで下さい。苦情が山ほど来てます」みたいな、もっともだけど、客商売としてはもうちょっと表現方法があるんじゃないの?と思わないでもないような貼り紙もちょっと微笑ましい。平成版のがんこラーメンといった感じ。

店名 中華ソバ 伊吹
住所 東京都練馬区西大泉1-2-10
営業時間 11:45頃〜15:00頃 18:30頃〜スープ終了まで ※昼営業でスープ終了時は夜営業はなし
定休日 月曜日

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