2012年07月08日

臨床真理(上・下)

「臨床真理」読了。

 

何とも、ストレートでひねりのない小説。その上で、主人公の美帆が全く魅力的じゃないというのが一つ目の問題。三流スリラーにありがちな、感情的に動いて事態を悪化させる馬鹿の見本のような人物である。主人公がこの調子なので、最初から最後まで、ずっとイライラさせられる(^^;
後半に入ってきて、「え??このまま終わるの?」と心配になってきたのだけれど、本当にそのまま終わったのでびっくりした。
評価は、うーーーん、☆半分。

細かいところで気になったのは以下のとおり。
まず上巻16ページの「人間が命をどうにかしようと思うことなど、おこがましいとさえ思えてくる」はブラック・ジャックの「ときには真珠のように」での本間丈太郎の「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」という言葉のパクリだと思う。
下巻25ページの「必ず関係している人間がひとりだけいる」というのはなぜ「ひとりだけ」なのか不明。「必ず関係している人間がひとりいる」では。
下巻80ページの「マスコミはここ連日、」って、「ここ数日」じゃないのかなぁ。ここ連日って言い回しはある?
下巻145ページ「すぐに見れるように」、うーーーん。
下巻189ページ「それは、他人が強制するじゃない」ってこれは脱字。


以下、超ネタバレは追記に。



僕の読書メモでは、序盤の段階で「これで安藤や西澤のようないかにも怪しい奴が犯人ならびっくりだ。普通に考えて、怪しいのは高城と栗原」となっていた。

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