2012年07月17日

ぱいかじ南海作戦

脱力系のコメディ映画である。アフロ田中を上手に映画化したらこんな感じになるのかな、という印象。最近は、コメディ映画としては、下妻物語やデトロイト・メタル・シティ、モテキに代表される、過剰な演出で笑わせるコミック・ムービーが全盛だけど、この作品は映画としては正統派的な作りだった。

無駄にハイテンションでもなく、ナンセンスコメディでもないのだけれど、まず青い空、広い海、白くて人がいない砂浜というシチュエーションが良い。そして、脚本が結構いけている。加えて役者も芸達者なので、全編通じて相当に笑える。

基本的に沖縄ののんびりムードを盛り込んでいて、心がフワフワしてくる。デフレ時代の今にピッタリな感じでもある。あーーー、離婚して、失業して、もう南の海でのんびりしてぇーなー、自給自足でさーー、みたいな。

凄い感動があるわけでもないのだが、都会の喧騒をほんのちょっとの間だけ離れて、現実を忘れて脳天気に笑うにはもってこい。下手に格好をつけることもなく、気の合う仲間がいて、とりあえず食べるものさえなんとかなるなら、という、誰でもときどき考えてしまうような現実逃避感が良い。えーーー、そんなことになっちゃったの?という、観る側の斜め上を行く展開も楽しい。ちょっとすいている映画館で観たい(笑)。

基本的に主人公の独白で綴られていくスタイルだけど、贅沢を言うなら映像で語って欲しかった。でも、ま、いっか、細かいことはさ、という感じ。

評価は☆2つ半。オススメ。

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