2012年11月01日

009 RE:CYBORG

格好良い予告編を観て、かれこれ半年ぐらい期待していた009である。絵はなかなか格好良いし、003はサービス満点だし、視点を色々と変更するのも効果的だし、音響効果も非常に良いのだが、唯一、脚本がひどい。なんだ、コリャ、レベル。

素晴らしい食材を使って作ったフレンチの料理でも最後に砂糖をごちゃっと入れたら台無しだし、有名なイタリアンのスイーツだって上からタバスコをかけたら全てが台無し。そんな、台無し感が凄い。

昔、ピクサーがトイ・ストーリーを作ったとき、「絵は全然ダメだけど、脚本がしっかりしているからきちんとした作品に仕上がっている」と感じたけれど、本作はその真逆。

絵で☆1、音響で☆1、003のセクシーショットで☆1・・・と積み上げていっても、このラストじゃぁ全部リセットされて、評価は☆ゼロである。映画の日に付き、1,000円での鑑賞だったけれど、それでも損した感あり。映画は、何はなくとも、まずは脚本。

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