2012年12月29日

シェフ

chef


最近、パリが舞台なのに登場人物たちがなぜか英語を喋る映画ばかり観ていたけれど、この映画はちゃんとフランス語(と、日本語)である。

抜群の才能を持ちながらアスペルガー症候群的な性格でなかなか定職に就けない料理家と、新しいアイデアが湧いてこなくてスランプに陥った三ツ星レストランのシェフが、利益重視のレストランオーナーと対決するという内容。

コメディのテンポが良く、尺も短めなので、気軽に楽しめる。

料理対決のテーマが「分子料理」という、新しいような、古いような、ちょっと微妙な位置付けで、かつあまり馴染みのないものだったあたりが今ひとつ盛り上がりに欠ける原因になっていた気がする。料理は、味覚、嗅覚、視覚で楽しむものだけど、映像で直接表現できるのは視覚だけ。そのハンデを背負いつつ、観客に「美味しそう」と感じさせることが料理映画の一つのポイントだと思うのだけど、観る側に「分子料理」を食べた経験がほとんどないと予想され、味覚、嗅覚の欠落を補完するのが難しかったのではないだろうか。

強いて言えば、結末がミエミエだったこともマイナス要素だとは思うけれど、ここは対決ものだから仕方がない。細かいことはすっ飛ばして、気軽に楽しむのにはうってつけ。

出てくる女性がみんな美人なので、フランスは良いなぁ、と思った。

評価は☆2つ。

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