2013年06月20日

タムロンのSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDが凄く難しいレンズだった(過去形)件

ニコンのD7000用にタムロンのSP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USDを入手したのが去年の冬である。



レンズのデビュー戦はこの試合だったと思うのだが、

2012年J1最終節横浜F・マリノス対サガン鳥栖
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51372886.html

なぜか全くピントが合わず、マニュアルフォーカスでの利用になってしまった。さらに、凄く暗いレンズで、直射日光が当たっている場所じゃないと、ほとんど使い物にならない。僕はサッカーとか野球で使いたかったので、「うわぁ、随分と難しいレンズだなぁ。昔アナログで使っていたペンタックスの300ミリはもっとずっと簡単だったのに!」などと思っていた。

その後も、スキーやら、サッカー観戦やら、旅行やらで持っていったのだけれど、ほとんどのシーンでオートフォーカスは働かないし、マニュアルでピントを合わせても光量不足でシャッターがおりず、「一体どういう場面でなら使えるんだ!安いものでもないのに銭失いだった!」と猛烈に後悔していた。でも、レビューサイトなどを見ていると、みんな普通に撮影している。あぁ、まだまだ修行が足りないんだな、と思いつつ、最近ではお出かけの際も滅多に持ち歩かなくなっていた。

先日、ワールドカップアジア最終予選の日本代表対オーストラリア代表を埼玉スタジアムに観に行った際は、念のため持っていったのだけれど、ナイターということもあって、どうせシャッターがおりないんだろう、と思っていたのだが、案の定、使い物にならなかった。ただ、唯一、動画撮影にだけは利用できたので、PKのシーンなどで利用してみた。



ところで、この時、僕は衝撃的なものを目撃した。たまたま僕の隣に座ったサポーターが、ニコンのデジカメを使っていたのだが、明らかに僕の使っていたD7000よりも下位機種のボディに、明らかに下位機種のレンズを装着して撮影していた。そして、その様子を横目で見ていると、時々液晶モニターで確認している写真がきちんと撮れているのである。カメラをブンブン振り回していて、それじゃぁ手ブレして大変だろうよ、と思うくらいなのだが、それでもそこそこちゃんと撮れている。

こ、これはおかしいぞ!

と、さすがに僕も気がついた。それで、その数日後に人形町にでかけた際、帰りに神田のタムロンカスタマーセンターに寄って、「最初からこれなんで、腕が悪いのかと思っていたんですが、本当にこんなに難しいレンズなんでしょうか」とおじさんに相談してみた。すると、5秒ぐらい触ってみて、「あ、壊れてます」という返事である(^^;

幸い、まだ保証期間だったので、あとからタムロンに保証書を郵送し、昨日、修理が完了してレンズが戻ってきた。

おおっ!合う、合う、ピントが合うぞ!しかも、暗くても大丈夫だ!

なんだ、僕の腕が悪かったんじゃないんじゃん。良かった、良かった。ただ、半年の期間を無駄にしたのは、ちょっと残念である。ともあれ、サイスタで隣りに座ったお兄ちゃんのおかげで、失われた期間が半年で済んだのは何よりである。カカクコムの価格推移を見ても、ここ半年で大きく値崩れした様子もない。

まぁ、良かったということにしておこうと思う。

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