2013年08月27日

タイピスト!

populaire


フランス映画の邦題は単語の最後に「!」をつけるのがGAGA様のお気に入りのようで、ちょっとなんだかなぁと思いつつ鑑賞。

見終わっての最初の感覚は、フランス版「エースをねらえ!」という感じ。いや、別にアタックNo.1でも良いんだけれど。要は、スポ根ものである。

2時間という制約があるため、「なぜ?」と思ってしまう部分が少なくなく、例えば「この男は何でこの女をタイピストとしてトレーニングすることにしたんだ?」という、かなり本質的な部分での謎が最後まで明かされない。あるいは、なぜその強力なライバルを打ち負かすことができたのか、というのも明かされない。花形満は大リーグボール一号を打つために、それこそ血の滲む努力をしたものだが、そういったものがほとんど表現されていない。やはり、勝ちには勝ちの理由、負けには負けの理由が欲しい。それがないと、バリバリ伝説のラストのようになってしまう。

次々と現れるライバルとの戦いを縦軸にして、物語はトントン拍子に進んでいく。強者のインフレが発生しそうなところを「世界記録」でシーリングして解決。それほど無理がないストーリーになっていると思う。あちこちに笑いが散りばめられているほどではないので、ラブコメとは言えないと思うのだが、軽快な雰囲気が最後まで継続するあたりがフランス映画っぽい。

と、ここまで書いてきて気がついた。この映画はスポ根ではなく、ラブ・ストーリーだったのだろう。スポーツ部分はあくまでもおまけ、味付け。なるほど、それなら十分に納得がいく。さすがはフランス映画である。

でも、僕はスポ根が好き。だから、評価は☆2つ。

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