2013年09月16日

ラーメン屋絨毯爆撃 山手線編のあとがきから抜粋

東浩紀さんが嘆いていた。




僕は一本気やいち川の例をひくまでもなく、そういう活動をずっとやってきていると思うので、一応反論だけしておいた。最近だと、「ラーメン屋絨毯爆撃 山手線編」のあとがきとかがそれに類するところだと思うので、あまり気がすすまないけれど(書籍を買っていただいた方に申し訳ないので)、抜粋して掲載しておく。

今回のあとがきでは、特別に味以外のエピソードを紹介したい。

その日、私は別の仕事で都内にいた。ちょっと仕事が片付かず、昼ご飯というには少々遅すぎる時間になってしまった。近所に美味しいお店がないかな、と、宿題店リストを探してみたところ、ギリギリで閉店前に到着できそうなお店がある。その日は昼だけの営業で、歩いて約20分程度である。私は大急ぎでその店に向かった。幸い、閉店の一分前に到着した。暖簾は出ていないけれど、営業中の札が出ている。お店に入り、まだ良いですか?と声を掛けると、まだ若いご主人(多分)は良いですよ、と応えながら、札を準備中へとひっくり返した。

店の中には、体調が悪そうな老人のお客さんが一人、のんびりとラーメンを食べている。私は注文を済ませ、いつものようにラーメンを待ち、そしてほどなく完成したその店の今日最後の一杯を食べ始め た。その頃、先客のお爺さんはラーメンを食べ終えて、待合の席に移動して一休みしていた。良く見ると酸素発生機のようなカートを持っていて、どうも呼吸器系の障害を持っているようだった。お爺さんはしばらく休んで体力が回復したのか、重そうに腰をあげた。すると、それを見ていたお店のご主人が厨房から出てきて、お爺さんのカートを持ち、「段差があるので気をつけて下さい」と言いながら、お爺さんを送り出した。

お店の名前は「にじゅうぶんのいち」、2012年10月オープンの新しいお店である。




あと、参考で、いち川についての過去エントリー

いち川
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51070518.html

今日のいち川
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51284528.html

東武東上線沿線に住んでいる人間がおさえておくべき3大スポット
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51312187.html

総統閣下はお怒りです「食べログ暗殺計画」
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51315349.html

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