2013年09月16日

大統領の料理人

LES SAVEURS DU PALAIS


個人的に料理の映画は好きなので、この作品も台風接近の中、無理して観てきた。

田舎の女性料理人がフランス大統領の専属シェフになって・・・という内容。特にこれといったひねりはなく、ちょっとしたエビソードの羅列で進んでいく。ただ、それがつまらないということはなく、そのあたりは演出や演技が良いからだと思う。

ただ、今と過去を細切れにして行ったり来たりする構成はどうなのか。過去と現在の落差を描いて、観る側に「なぜ?」という思いを起こさせるのは良いのだが、その疑問に対する回答が今ひとつなので、ここまでもったいぶらなくても、と思ってしまう。また、牡蠣のエピソードなどは尻切れトンボで終わってしまい、あれ?という感じである。元々は存在した場面を編集でカットしたのだろうか?

主人公の女性は、安定志向で、根性論が前面に出がちな日本人の文化にはイマイチフィットしない生き方だと思うのだが、能力のある人なら、ひとつの場所にしがみつかず、その場その場でベストの場所を追い求めていくという人生も一つの選択肢であって、僕みたいに転職を繰り返している人間には共感するところが多い作品だった。

評価は☆2つ。

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