2013年10月07日

フローズン・グラウンド

frozenground


1980年前半のアラスカを舞台にした、大量殺人事件を扱ったサスペンス映画。実話をベースにしているわりには(実話ベースだから?)警察の動きが鈍く、ちょっとイライラする。あまりにももたもたしているので、お前ら、こんなのんびりやってるから何十人も殺されるんだろ、と思ってしまう。また、被害者の女性が馬鹿すぎるのもイライラの原因。お前、その状況でそこに行くか?という感じ。この女性の行動は、まさに、狼の群れに迷い込む羊という感じである。

犯人が途中でわかってしまうので、謎解きという部分はほとんどなく、犯人、被害者、警察の追いかけっこが展開されるだけ。その舞台がアラスカなので、彩度の低いモノトーンの映像が続いていく。話にはそれほど起伏がなく、見どころというべき見どころもない。今から30年も前の話なので、科学的な捜査もほとんど行われず、張り込みなどの地味な捜査で犯人を追い詰めていく。このあたりの緊迫感だけはそれなり。

昔の話を現代に描くので、調査の手法など「仕方ない」と思わせる仕掛けが必要だと思うのだが、そのあたりの脚本上の工夫があまり見られず、ついつい「これって、いつの話なんだっけ?」と思ってしまう。これから見る人は、1983年の話であるということを念頭に置いておくと良いかも知れない。ただ、突っ込みどころがたくさんあるわけでもなく、無難に楽しめる内容にはなっている。あと、アラスカって、こんなところなんだ、ということがわかる。日本でこれをやるとお祭とか、必然性のない映像が盛り込まれたりするけれど、そういう無理矢理なものではなく、普段のアラスカが描かれている。ただし、今のアラスカではないけれど。

評価は☆1つ半。

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