2013年10月11日

長尾中華そば

石神厳選極み麺シリーズの第二弾である。ちなみに第一弾は好評だったのか、不評だったのかは不明だけれど、個人的には✕をつけた白神だった。

麺屋白神池袋店
http://buu.blog.jp/archives/51386814.html

もうちょっとオペレーションが安定してからの方が良いかな、と思っていたのだが、石神氏自ら「仕上がりバッチリ」という言葉があったので、早速食べてきた。以下、評価。

13_10_11_3310

名称:長尾中華そば 池袋店
種類:独自
場所:池袋
注文:こく煮干し
評価:8/AAC
2013.10.11
コメント:スープはトンコツ中心鶏ガラブレンドのやや濃厚スープをベースに、煮干のダシを強烈に効かせたもの。この手のスープは魚の処理を手抜いてしまい、結果的に苦味が残るものが多いのだが、この店のスープはその辺りに手抜かりが全く感じられず、苦味に非常に敏感な私でも苦味を感じることが一切なかった。苦味を取り除いていることから、結果的に残るのは酸味で、酸っぱいまでいかないまでも、酸味が大きな味の方向性を決めている。個人的な好みを言えばこれはちょっとやりすぎな感があるので、次はあっさりタイプを食べてみたいのだが、これは本当に好みの問題で、煮干し系が好きな人の期待には十分応えるできだと思う。テーブルの上には胡椒や一味、七味が置いてあったのだが、これらは不要だと思う。そのままが一番バランスが良い。

麺はやや太めで弱く縮れたもの。茹で時間が長いせいで麺の表面に水の膜が感じられるが、この膜がスープと喧嘩することはなく、逆に加水率が高い麺のような湿度の高い食感が楽しめる。この、しっとりしているけれど、きちんとスープが絡む、という状況はなかなか実現できない。スープの脂が強ければ水の膜に弾かれるし、脂が弱ければ魚のダシを支えきれなくなる。そのあたりのバランスの取り方が非常に難しいのだが、この店はそれを実現している。




チャーシューだけは、肉質が悪いのか、処理が悪いのか、全体の中では一歩遅れている感が拭えず、惜しい。

以下、余談だが、100円でライスを注文して麺を食べ終わった丼に投入することがオススメされていたので、やってみた。ご飯は100円というにはちょっと少ない気もするが、損したと思うほどの酷いコメでもない。臭いがちょっと気になったのだが、そのままライスで食べるならともかく、ラーメンにぶち込んでしまうことを前提とするなら許容範囲だろう。




7ヶ月交代で石神セレクションの店が展開されて行くこの場所だが、一軒目はとても褒められるできではなかった。今回の店は、さすがと思わされる内容である。今度はあっさりを食べてみたい。










池袋でラーメンを食べるなら、こちらを参考に!


この記事へのトラックバックURL