先日、地場野菜の栗を買ってきた。さて、これをどう料理しようか、と考えながら数日、台所に置いておいたら、中から丸々と太った芋虫が数匹出てきた。クリシギゾウムシの幼虫である。ちょっと栗を調べてみたら、穴だらけで、食べることができそうなものは一つもなく、そのままゴミ箱へ直行となった。
実は、こういう事態はこれが初めてではない。以前は、地場野菜のオクラを数日放置していたら、やはり中から芋虫が出てきた。
栗も、オクラも、多分、買ってきてすぐに食べていたら、気が付かずに胃の中に収納されていたんだと思う。正直、あまり良い気分ではない。
今回は「芋虫」という、目に見える動物だったので、「あ、これはダメだな」となったけれど、実際にはもっと多種多様な微小生物もいるはずで、その中に有毒な毒素を出すカビなどが含まれていても不思議ではない。そういうリスクを考えると、無農薬とか、有機農法とかで作られた農作物は油断がならない。
農薬が、体への影響をきちんと研究し、安全な範囲で適正に使われているなら、むしろ農薬を使っている方が安全なはずだ。そして、少なくとも日本の農業においては、こと農薬に関してはかなり適正に利用されているんじゃないかと思っている。根拠はないのだけれど。
むしろ、無農薬の野菜の方が敬遠したくなる。